グラフィック2022.03.22

いま最も注目を浴びる画家の初めての作品集『堀江栞 声よりも近い位置』を小学館より発売中!

全国
株式会社小学館

いまはもういない彼らと、これから来る彼らに──若手の画家で、いま注目を浴びている画家・堀江栞の初めての作品集。デビューから最新作までの90点余を収載。作家の小野正嗣氏、神奈川県立近代美術館館長の水沢勉氏の寄稿を加え、堀江栞の全貌を伝える一冊です。

有機溶剤のアレルギーのため、岩絵具と顔料、和紙と膠で作品を生み出し続ける堀江栞。2015年の第6回東山魁夷記念日経日本画大賞展入選作品《さまよう》(2010)で注目された彼女が描く対象は、「傷つけられ、痛みを負い、哀しさや辛さを抱えた存在たち」です。それらは動物であったり、石や人形でありました。それがパリへの留学を経て、対象が人に拡がり、その集大成として、新作《後ろ手の未来》(2021)として結実、本作で「VOCA展2022 現代美術の展望―新しい平面の作家たち―」においてVOCA佳作賞を受賞し、その作品も収載しました。
傷つけられた者たちの「小さな声」を届けるために表現し続ける堀江栞の作品は、分断が拡がる世界に生きる多くの人たちに声や居場所を与え、流れに抗う勇気と深い共感が得られます。
作品集には、《さまよう》から最新作まで90点余りを収載。芥川賞作家で、NHK「日曜美術館」で司会も務める小野正嗣さんと神奈川県立近代美術館館長の水沢勉氏という、堀江栞作品を長く見続けている2人が寄稿しています。いま最も注目を浴びる画家・堀江栞の全貌が伝わる一冊です。

『堀江栞 声よりも近い位置』 堀江 栞
定価:3,300円(税込) 四六倍変形判(左右186mm× 天地257mm) 
並製オールカラー144ページ
2022年3月15日発売 小学館
https://www.shogakukan.co.jp/books/09682389

堀江 栞【ほりえ・しおり】……1992年、フランス生まれ。2014年、多摩美術大学美術学部絵画学科日本画専攻卒業。同年、加島美術で初個展。2015年、第26回五島記念文化賞受賞、第6回東山魁夷記念日経日本画大賞展入選。2020 年、第6回世田谷区芸術アワード“飛翔”美術部門受賞。2021年 、五島記念文化賞研修帰国記念展 「声よりも近い位置」(√K Contemporary、加島美術)開催。「VOCA 展 2022」においてVOCA佳作賞、第 32 回タカシマヤ美術賞受賞。多和田葉子『献灯使』(講談社,2014)、青野暦『冬の森番』(思潮社,2021)、平松洋子『父のビスコ』(小学館,2021)など、本の装画も担当。2022年4月29日より、神奈川県立近代美術館 鎌倉別館にて、「生誕110年 松本竣介」とあわせた[小企画]堀江 栞 ─ 触れえないものたちへを開催予定。https://www.shiorihorie.com/
【展覧会】
「VOCA展2022 現代美術の展望──新しい平面の作家たち──VOCA:Vision of Contemporary Art 2022」
会期:開催中〜3月30日(水)まで 会場:上野の森美術館
開館時間:午前10時-午後5時(入館は午後4時30分まで) 休館日:会期中無休
主催:「VOCA展」実行委員会/公益財団法人日本美術協会 上野の森美術館
※VOCA佳作賞受賞作《後ろ手の未来》(2021)を展示

【開催予定】
「生誕110年 松本竣介」
[小企画]堀江 栞─触れえないものたちへ
会期:4月29日(金・祝)-5月29日(日) 会場:神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
開館時間:午前9時30分-午後5時(入館は午後4時30分まで) 休館日:月曜日
主催:神奈川県立近代美術館
※初期から連作〈後ろ手の未来〉(2019‐2021)を含む約30点を展覧

本記事に関するお問い合わせ:株式会社小学館

あなたの会社のニュースを掲載しませんか?

ニュースへの新規掲載お申込み(無料)

日本中のクリエイターを応援するメディアクリエイターズステーションをフォロー!

TOP