「フォトグラファーは、どこまでのその人の心を開くことができるかが大事」。初の作品集発売にあわせて、話題の写真家・夢無子のインタビューを公開!
『DREAMLESS 夢無子写真集』2022年4月18日発売
株式会社玄光社(本社:東京都千代田区)は、『DREAMLESS 夢無子写真集』を2022年4月18日に発売しました。
- 一度は止まった写真集の制作。緊急事態宣言の合間を縫って撮り続け、ついに写真集が完成!
著者の夢無子(むむこ)は、「写真1_WALL」「ZOOMS JAPAN」など数々の写真コンペで受賞している大型新人で、スーツケースとカメラ1つで世界50カ国以上を放浪しているアーティストです。
2019年には、世界放浪の旅で撮影した風景やそこに暮らす人々の写真によって、キヤノンマーケティングジャパンの写真家オーディション「SHINES」で受賞。2020年には副賞として部数限定写真集の発行を予定していましたが、新型コロナウイルスが蔓延したことで写真集の制作が止まってしまいます。しかし、その後も緊急事態宣言の合間を縫って、北海道から九州まで日本国内を旅して写真を撮り続けることで、ついに商業出版での写真集デビューにこぎつけました。
玄光社のウェブマガジン「PICTURES」では、この写真集の発売に合わせて、著者・夢無子のインタビュー記事を4月16日に公開しています。写真家になろうと思ったきっかけ、世界を旅しようと思った理由、世界を放浪しながらどのように写真を撮っているのか? 世界各地やコロナ禍の日本を旅して見えてきたものは何か? など、彼女の写真から発せられるエネルギーの源を探ります。
- 夢無子インタビュー「生きることは、世界を見ること」からの抜粋
「PICTURES」に掲載されたインタビューから、著者・夢無子の言葉をいくつか抜粋します。
●旅先での撮影について
夢無子:旅に出ても、他の旅行者のようにホテルに泊まっていたら、会うのは全部外国人の旅行者だけだよね。でも、私は現地にいる人たちと同じ生活をしたい。そうやってその国を理解して、誰がどういう人生を送っているのか、何に悩んでいるのかを知りたい。それは一緒に暮らさないとわからないと思うし、「相手がカメラを気にしなくなって初めて撮れる」のだと思う。
だから、最低でも数ヶ月は関わらないと撮れないよね。フォトグラファーは「どこまでのその人の心を開くことができるか」が大事で、相手のことを知らなければ相手はそういう顔になるし、私のことを信用してくれたら表情が変わっていく。「私と君」の間にあるフィルターを取り除いていくことがいちばんだし、心が動いたらそのときにシャッターを切るだけ。
●コロナ禍での撮影について
夢無子:コロナが流行し始めて、緊急事態宣言が出てから何もできることがなくて。私だけじゃなく、全世界が一緒に止まってしまった。そして、写真はあまり撮らなくなった。「SHINES」で受賞したあとに作る予定だった写真集のスケジュールも止まってしまったの。
これまで自分は、ひとつの町に3ヶ月以上住んだことも少ないくらい自由に動いて生きてきたのに、急に生活が変わってしまった。急に閉じ込められたような気がして、このままじゃ自分が病んでしまうと思って、“暇つぶし”に何かやろうと、ヨガをやって体を動かしたり……。
デザイナーのマッチ(町口覚さん)と、最初に考えていた写真集の構成は、「世界各地の写真で作る」という案だったけど、コロナ禍でそのまま出しても意味がなくなっちゃった。そうしたら、マッチから「とにかく写真を撮り続けろ」と言われたの。
【インタビューの全文】
タイトル:夢無子インタビュー「生きることは、世界を見ること」
URL:https://genkosha.pictures/photo/22041243074
掲載媒体:写真・映像・イラストと出合うウェブマガジン「PICTURES」
掲載日:2022年4月16日
【本書概要】
タイトル:DREAMLESS 夢無子写真集
著者:夢無子
発売日:2022年4月18日
定価:本体3,000円+消費税
判型:A5変型判・横位置(225×140mm)
ページ数:416ページ
ISBN:9784768316115
アマゾン:https://amzn.to/3q3wHzl
出版社:株式会社玄光社
【会社概要】
商号:株式会社玄光社
所在地:〒102-8716 東京都千代田区飯田橋4-1-5
設立 : 1931年
事業内容 : 出版
URL:https://www.genkosha.co.jp
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