シズルワードの2022年ランキング、味覚系は「こくうま」「極うま」「コク深い」の複合造語がアップ。食感系は「ジューシーな」「もちもち」、情報系は「贅沢な」「焼きたて」「本格的」ランキング1、2位に。
東京
株式会社BMFT
(株)BMFTでは、「おいしそう」「食べたい」という飲食欲求を刺激する言葉を"シズルワード"と呼び、「おいしそう」「食べたい」を感じる言葉の調査を2003年から毎年行ってきました。
シズルワードは 大きく次の3つに分けられます。
・味覚系:味覚・嗅覚に関わる言葉
・食感系:触覚・聴覚に関わる言葉
・情報系:栽育・製法・流儀に関わる言葉
今回は2022年5月に実施した調査結果を、4年前の2014年、8年前の2018年の結果と比べながら
ご紹介します。
シズルワードは 大きく次の3つに分けられます。
・味覚系:味覚・嗅覚に関わる言葉
・食感系:触覚・聴覚に関わる言葉
・情報系:栽育・製法・流儀に関わる言葉
今回は2022年5月に実施した調査結果を、4年前の2014年、8年前の2018年の結果と比べながら
ご紹介します。
◆味覚系のランキング
「こくうま」「極うま」「コク深い」の複合造語がアップ
「やみつきになる」がアップ
アップだった「濃厚」はピークアウト
味覚系のトップグループ、「うま味のある」「コクのある」の2つの言葉は不動です。
<コク><うま>の語をもとにした複合造語の「こくうま」「コク深い」「極うま」。この3語とも、大きく順位アップです。感覚というよりも脳が求める"シズル"と言える「やみつきになる」もアップ。
ここ10年余り、味覚系のトレンドだった「濃厚な」は2018年に1位になりますが、以降、ダウンして3位が続いています。ピークは過ぎたと言えます。
2014年は2位だった「香ばしい」は、2022年は10位とダウンです。同じように嗅覚も関わる「風味豊かな」も2018年から2022年にかけて、ダウンしています。
「こくうま」「極うま」「コク深い」の複合造語がアップ
「やみつきになる」がアップ
アップだった「濃厚」はピークアウト
味覚系のトップグループ、「うま味のある」「コクのある」の2つの言葉は不動です。
<コク><うま>の語をもとにした複合造語の「こくうま」「コク深い」「極うま」。この3語とも、大きく順位アップです。感覚というよりも脳が求める"シズル"と言える「やみつきになる」もアップ。
ここ10年余り、味覚系のトレンドだった「濃厚な」は2018年に1位になりますが、以降、ダウンして3位が続いています。ピークは過ぎたと言えます。
2014年は2位だった「香ばしい」は、2022年は10位とダウンです。同じように嗅覚も関わる「風味豊かな」も2018年から2022年にかけて、ダウンしています。
◆食感系のランキング
「もちもち」「とろける」「もっちり」の<もち><とろ>系の擬態語がトップ4
「こんがり」がアップ
「コシのある」が反転、アップへ
触覚・聴覚に関わる食感系の1位は「ジューシー」です。
2位~4位は、「もちもち」「とろける」「もっちり」。2つの<もち><とろ>系の擬態語です。
大きくアップしているのは「こんがり」。2014年から2018年に大きくアップ、その後、2022年もアップを続けています。
ここ4年でダウンしたのは「ふわとろ」、<ふわ><とろ>の複合造語は、2018年は5位へと急アップしましたが、2022年は少し順位を落としました。ブームが過ぎ、ピークアウトしたと言えそうです。
感覚をそのまま言葉にしたオノマトペは、擬音語と擬態語にわけられます。
擬態語は、 <もち><とろ>に、「ふわふわ」「ふっくら」などの<ふ>を加え、11語あります。
一方、音で感じる擬音語でトップ20に入ったのは、6位「サクサク」、16位「サクッと」、19位「カリッと」。<サク><カリ>系の3語です。
食感を表す言葉には、オノマトペ以外では、<コシ><口><歯><噛む>などの体の部位や動作に関わる言葉があります。その中で、<コシ>を使った表現「コシのある」が、2018年の19位をボトムに2022年は10位と大きくアップしています。
「口どけのよい」「口当たりのよい」の<口>に関わる言葉がトップ20を維持しています。<歯><噛む>に関わる「歯ざわりがよい」「噛みごたえがある」などは40位前後と低い順位になります。
「もちもち」「とろける」「もっちり」の<もち><とろ>系の擬態語がトップ4
「こんがり」がアップ
「コシのある」が反転、アップへ
触覚・聴覚に関わる食感系の1位は「ジューシー」です。
2位~4位は、「もちもち」「とろける」「もっちり」。2つの<もち><とろ>系の擬態語です。
大きくアップしているのは「こんがり」。2014年から2018年に大きくアップ、その後、2022年もアップを続けています。
ここ4年でダウンしたのは「ふわとろ」、<ふわ><とろ>の複合造語は、2018年は5位へと急アップしましたが、2022年は少し順位を落としました。ブームが過ぎ、ピークアウトしたと言えそうです。
感覚をそのまま言葉にしたオノマトペは、擬音語と擬態語にわけられます。
擬態語は、 <もち><とろ>に、「ふわふわ」「ふっくら」などの<ふ>を加え、11語あります。
一方、音で感じる擬音語でトップ20に入ったのは、6位「サクサク」、16位「サクッと」、19位「カリッと」。<サク><カリ>系の3語です。
食感を表す言葉には、オノマトペ以外では、<コシ><口><歯><噛む>などの体の部位や動作に関わる言葉があります。その中で、<コシ>を使った表現「コシのある」が、2018年の19位をボトムに2022年は10位と大きくアップしています。
「口どけのよい」「口当たりのよい」の<口>に関わる言葉がトップ20を維持しています。<歯><噛む>に関わる「歯ざわりがよい」「噛みごたえがある」などは40位前後と低い順位になります。
◆情報系のランキング
「贅沢な」「本格的」「プレミアム」の”品挌”系がアップ
「具だくさん」がアップ
「揚げたて」「炊きたて」はダウン
素材・製法・流儀などの言葉が"情報系"。情報系の1位は「贅沢な」、2位は「焼きたて」、3位は「本格的」です。
情報系の1位「贅沢な」は、大きく順位アップしてきました。8年前の2014年は18位、4年前は4位になり、2年前の2020年には1位、今年は2位の「焼きたて」との差を広げて1位です。
ここ4年間で、大きく順位アップしたのは、3位「本格的」と5位「プレミアム」です。
また、12位「具だくさん」もアップしています。
4年前の2018年、情報系1位は「揚げたて」でした。だが、今年は6位に順位ダウンです。
同じ"調理したて"の「炊きたて」もダウン傾向、今年10位です。
そのなかで、「焼きたて」だけは2位を維持しています。
季節に関する「季節限定」は、2014年は1位でしたが、大きく順位ダウンし、今年は11位です。食材などの鮮度を表す「新鮮な」もダウンしています。
鮮度とは逆の価値を表す「完熟の」「熟成した」は、順位に大きな変化はなく、13位14位です。
「贅沢な」「本格的」「プレミアム」の”品挌”系がアップ
「具だくさん」がアップ
「揚げたて」「炊きたて」はダウン
素材・製法・流儀などの言葉が"情報系"。情報系の1位は「贅沢な」、2位は「焼きたて」、3位は「本格的」です。
情報系の1位「贅沢な」は、大きく順位アップしてきました。8年前の2014年は18位、4年前は4位になり、2年前の2020年には1位、今年は2位の「焼きたて」との差を広げて1位です。
ここ4年間で、大きく順位アップしたのは、3位「本格的」と5位「プレミアム」です。
また、12位「具だくさん」もアップしています。
4年前の2018年、情報系1位は「揚げたて」でした。だが、今年は6位に順位ダウンです。
同じ"調理したて"の「炊きたて」もダウン傾向、今年10位です。
そのなかで、「焼きたて」だけは2位を維持しています。
季節に関する「季節限定」は、2014年は1位でしたが、大きく順位ダウンし、今年は11位です。食材などの鮮度を表す「新鮮な」もダウンしています。
鮮度とは逆の価値を表す「完熟の」「熟成した」は、順位に大きな変化はなく、13位14位です。
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以上は、2022年のシズルワード、味覚系、食感系、情報系の順位ランキングで見た動向です。
詳しくは、こちらで見ることができます。
『おいしいを感じる言葉』Sizzle Word 2022
http://www.bmft.co.jp/publication/reports/sizzleword2022/
調査概要は次のようになります。
【調査の方法】
・調査方法 インターネット調査
・対象者 15-69歳の一般男女
・サンプル数 1800人
・調査期間 2022年5月13日~19日
・調査地域 全国
(株)BMFTでは、2022年6月28日に調査報告書の販売を開始しました。
詳細や疑問は、下記問い合わせ先までお願いします。
【問い合せ先】
担当 光岡(ミツオカ) info@bmft.co.jp
株式会社BMFT
http://www.bmft.co.jp/
〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-4-7-101
Phone 03-6447-1271/Mobile 080-6638-0234
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