グラフィック2022.09.10

HIRAKU Project Vol.13 村上華子「du désir de voir 写真の誕生」展 トークイベント開催

東京
公益財団法人ポーラ美術振興財団ポーラ美術館

アンスティチュ・フランセ東京にて、エコール・デ・ボザール教授クレリア・ゼルニックを招いて

 
ポーラ美術館(神奈川県・箱根町)は、HIRAKU Project Vol.13 村上華子「du désir de voir 写真の誕生」の開催を記念して、出展作家の村上華子とエコール・デ・ボザール教授、美術評論家のクレリア・ゼルニックを招いて、アンスティチュ・フランセ東京(東京都新宿区)にてトークイベントを開催します。

村上華子(撮影:志村信裕)

HIRAKU Projectは、ポーラ美術振興財団の若手芸術家への助成を受けた作家を紹介する展覧会シリーズです。第13回目となる今回は、パリを拠点に活動する村上華子をご紹介します。
写真の黎明期における古典的な技法を扱い、見ることの根源に立ち返ろうとする村上は、2019年にアルル国際写真祭新人賞にノミネートされるなど、近年特にヨーロッパで注目される気鋭の作家です。

 今回の個展は、現存する世界最古の写真を残したとされるニセフォール・ニエプス(1765-1833)をテーマに、主に新作から構成されています。対談ゲストとして、エコール・デ・ボザールで教鞭をとる美術評論家であり、日本現代美術研究者であるクレリア・ゼルニックを招き、作家のこれまでの実践の数々、そしてポーラ美術館にて公開される新作について紹介しながら、日本とフランスの目を通して、村上華子が生み出す重層的なイメージの深層に迫ります。

■HIRAKU Project Vol.13
村上華子「du désir de voir 写真の誕生」展 トークイベント概要

日 時:2022年9月25日(日) 16:00~18:00(開場は15:30)
会 場:アンスティチュ・フランセ東京(新宿区市谷船河原町15)カンファレンスルームF111-112
アクセス:JR・地下鉄飯田橋駅より徒歩7分
https://www.institutfrancais.jp/tokyo/about/contact/
登壇者:村上華子(出展作家)、クレリア・ゼルニック(エコール・デ・ボザール教授)
言 語:フランス語(日本語への逐次通訳あり)
料 金:無料
定 員:着席、40名
参加方法:要事前申し込み⇒https://hanako-murakami-talk.peatix.com/view

■村上華子(むらかみ・はなこ) 略歴

1984年、東京都生まれ。パリ在住。2007年、東京大学文学部思想文化学科美学芸術学専修課程卒業。2009年、東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。2013年度ポーラ美術振興財団在外研修員(パリ)。2014年、ル・フレノワ、フランス国立現代美術スタジオ在籍。
近年の主な個展に、「Imaginary Landscapes」(タカ・イシイギャラリー、2022年)、「クリテリオム96 村上華子」(水戸芸術館現代美術ギャラリー、2019年)、「CONCEPTION」(アルル国際写真祭、2019年。新人賞ノミネート)、「The Perfect」(パリ日本文化会館、2016年)など。翻訳家としての主な訳書に、ハンス・ウルリッヒ・オブリスト『キュレーション:「現代アート」をつくったキュレーターたち』(フィルムアート社、2013年)などがある。

■クレリア・ゼルニック(Clélia Zernik) 略歴

パリ高等師範学校博士課程修了(美学)。2011年より、エコール・デ・ボザール教授(芸術哲学)。
研究の初期においては、芸術心理学や現象学の領域で語られるような、美術と科学の関係性に着目(『Perception-cinéma』2012年、『L’œil et l’objectif』2014年、等)。早稲田大学、東京大学、東京藝術大学での研究を経て、その関心は映画、そして日本の現代美術へと向けられている(『Les Sept samouraïs d’Akira Kurosawa』2013年、『L’attrait du café』2017年、『L’attrait du fantôme』2019年)。現在は、イメージの被膜(日本的な表面と深層)の問題に取り組み、Critique d'artやArt Pressといった専門誌に定期的な寄稿などを行っている。
 
 ■ HIRAKU Project Vol.13
村上華子「du désir de voir 写真の誕生」展 

《無題(ニエプスの庭)》 2022年

会期:2022年9月17日(土)- 2023年1月15日(日)
会場:ポーラ美術館1F アトリウム ギャラリー
主催:公益財団法人ポーラ美術振興財団 ポーラ美術館
協力:タカ・イシイギャラリー、メゾン・ニセフォール・ニエプス
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
展覧会特設サイト:https://www.polamuseum.or.jp/sp/hiraku-project-13/

■ポーラ美術館について

2002 年に「箱根の自然と美術の共生」をコンセプトに神奈川県箱根町に開館。印象派から20世紀にかけての西洋絵画を中心としたコレクションを核とする展覧会を開催する一方で、現代美術の第一線で活躍する作家たちの作品も展示し、同時代の表現へと展望を拡げている。富士箱根伊豆国立公園という立地を生かした森の遊歩道では四季折々の豊かな自然を楽しめる。

開館時間︓午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館⽇︓会期中無休※悪天候による臨時休館あり、9/7(水)-9/13(火)展示替えのため臨時休館、9/14(水)~9/16(木)常設展示室のみ開放
所在地︓神奈川県⾜柄下郡箱根町仙⽯原⼩塚⼭ 1285
T E L ︓0460-84-2111
入館料:大人¥1,800/シニア割引(65歳以上)¥1,600/大学・高校生¥1,300
中学生以下無料/障害者手帳をお持ちのご本人及び付添者(1名まで)¥1,000 ※すべて税込 団体割引あり
公式サイト:https://www.polamuseum.or.jp/
本記事に関するお問い合わせ:公益財団法人ポーラ美術振興財団ポーラ美術館

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