映像2022.09.21

宇賀那健一監督の新作長編映画『渇いた鉢』 年内劇場公開決定!!メインビジュアルも同時に解禁!!

東京
株式会社Vandalism

株式会社Vandalismは9月7日、制作プロダクションを務めた映画『渇いた鉢』が池袋シネマ・ロサにて劇場公開されること、そしてメインビジュアルを発表致しました。

 

『渇いた鉢』メインビジュアル

映画『異物-完全版-』や『転がるビー玉』『魔法少年☆ワイルドバージン』などを手がけた宇賀那健一監督による新作長編映画『渇いた鉢』(洋題:The Empty Flowerpot)が、池袋シネマ・ロサにて2022年に劇場公開すること、キャストに安部一希、上司の三浦役に『さがす』(2022年)『由宇子の天秤』(2021年)等への話題作に出演が続いている松浦祐也、『シュシュシュの娘』(2021年)で市長役を演じ存在感を見せた三溝浩二、そして東龍之介、はぎの一、山本月乃、遠藤隆太、田中栄吾、青島心、贄田愛菜、髙木直子、志田織乃、新海ひろ子、石原理衣、本山勇賢、竹崎綾華、川崎希、峰秀一、飯田浩次郎、フェルナンデス直行が出演していることが発表となりました。

『渇いた鉢』は、愛する家族を奪われてしまった1人の男性の喪失の物語であり、ひとくくりに〈被害者遺族〉と世間から呼ばれてしまう人々のやり切れない思い、理不尽な処遇。周囲の身勝手な好奇に晒されるという不条理...。どうしようもなく大きな喪失感に苛まれながらも、彼は何を思い、何を願い、何故生きるのか。不安定にぐらつきながら狂おしく歩む姿を描いた作品です。


【コメント】
●主演:安部 一希(松村 大地役)
テレビの中の出来事、自分達にとって一つのニュースでしかない事件。しかし確かに現実として存在している事実の下で何が起きているのか。目の届かない所にもやはり自分の知らない現実が必ずあります。
この作品は殺人事件の被害者遺族を描いた映画です。しかしこうして乱暴に「被害者遺族」という言葉で括ってしまうのではなく、被害者となってしまった方々一人一人の悲しみや恨みや後悔があって人生があるという事を一人の男性を描く事で表現しました。宇賀那監督を始め沢山の方のサポートを頂き、初めて自ら映画を企画し、主演を務めさせて頂きました。そんな何もかも初挑戦の僕に文句1つ言わず素晴らしい仕事をして頂いたスタッフ・キャストの皆様と共に精一杯一つの命に向き合って作り上げた映画です。この作品を観ても明るく楽しい気持ちにはなれないかもしれませんが、何かもうちょっとでも生きる力となる物を拾ってもらえたらと願っております。

安部一希

 

 

■監督:宇賀那健一
ずっと続くと信じて疑わなかった愛すべき平穏な日常なんて、だれかの悪意(ときにそれはその人にとって正義だったりもしますが)や厄災によって一瞬で崩れ去ってしまう可能性があることを、改めて突きつけられるような日々を僕らは生きています。平穏な日常が奪い去られてからも残された者たちは日々を生きていかなければならない。
それは決して綺麗事ではないし、終わりが見えているわけでもない。この映画の登場人物たちもまた歯を食いしばりながら、そんな地獄のような日々を必死に生きています。この絶望に満ちた映画が、そんな愛すべき平穏な日常が過ぎ去ってしまった誰かの希望になるよう心から祈っています。

 

 

本記事に関するお問い合わせ:株式会社Vandalism

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