新進アーティスト支援事業「KYOBASHI ART WALL」第2回審査結果発表!&第1回優秀作家展覧会開催!
東京
戸田建設株式会社
戸田建設(株)(社長:大谷 清介)が、新進アーティストを支援する目的で始めた現代アート作品公募プロジェクト「KYOBASHI ART WALL ―ここから未来をはじめよう」の第2回優秀作家および奨励作品が決定しました。優秀作品は、戸田建設が現在工事を進めている新本社ビル「(仮称)TODA BUILDING」(以下、TODAビル)の建設現場仮囲に9月21日から展示します。
第2回目となった本公募企画は、2022年5月16日から7月28日まで作品募集を行い、国内外から総数247点の応募がありました。前回同様に、笠原美智子氏(公益財団法人石橋財団 アーティゾン美術館副館長)と、今回新たに石井孝之氏(タカ・イシイギャラリー代表)を審査員に迎え、優秀作品2点および奨励作品4点の入選が決定しました。優秀作品は、仮囲での掲出展示に加え、賞金25万円ほか、2023年3月には戸田建設が期間限定で運営するスペース、KYOBASHI ART ROOMにて優秀作家の展覧会の開催も予定しています。
また、第1回優秀作家2名の個展を2022年9月28日(水)~10月29日(土)にかけて開催します。 本展は優秀作品の実物に加え、新作を含む作品を戸田建設が期間限定で自主運営するスペースKYOBASHI ART ROOMにて展覧します。
【KYOBASHI ART WALLとは】
新進アーティストの支援を目的に昨年11月にスタートした現代アート作品の公募プロジェクト。TODAビルの2024年オープンに向けて、半年に1回、全4回にわたり作品を募集、優秀作品を各回2作品(合計8作品)選出します。優秀作品は、TODAビル建設現場の仮囲に掲出するほか、東京・京橋の各所にて展開し、京橋発の新進アーティストを発掘し作品発表の場を提供することを目指します。
- 第2回優秀作品
アーティスト名:高橋喜代史
制作年/素材/サイズ:2018年/写真(映像作品《POSTER》のスチール写真)/H75×W100cm
作品について:英語・日本語・アラビア語、3つの言語で「助けて!」と描かれた大きなポスターを、1人で貼ろうとする映像作品《POSTER》のスチール写真である。日本の難民認定問題を背景に、日本に助けを求めて難民申請をする人々の状況と、ポスターを貼るには助けが必要な状況を重ねた。遠く離れた世界の出来事と自分とを接続する試みとして、同じ言葉を翻訳・併置して異なる背景をと考えた。そして難民申請者に対し自分の住む国が非情な対応をしていても具体的な行動を起こさない/起こせない自分がいた。その状況をこそ抽象化させ、自らの姿勢としての路上行為を映像に記録した。
プロフィール:1974年北海道生まれ。札幌を拠点に国内外で活動。言葉や文字を扱い「接続と分断」に関する映像インスタレーションや立体作品を制作している。1995年ヤングマガジン奨励賞。2000年ビッグコミックスピリッツ努力賞。2010年JRタワーアートボックス最優秀賞。2020年第3回本郷新記念札幌彫刻賞。2012年より現代美術の企画も行う。2015年一般社団法人PROJECTA設立。
作品名:冬夜
アーティスト名:チャン・ジンウェン
制作年/素材/サイズ:2022年/雲肌麻紙、墨/H41×W41cm
作品について:現在「孤独」を創作の核とする作品を制作している。無機質な風景を描写し、現代人の「孤独」、「記憶」、「コロナの不安感」などの感情を伝えたいと考えている。「冬夜」は、見慣れた喫煙所をモチーフにして描写した。人がいなくても、見えない記憶や感情が存在していると考え、空間の閉鎖的な構図を利用して、物語が溢れるような場面を作りたいと思った。そして作品は、現実の世界を再現するだけではなく、現実と非現実の隙間を織り込んで、不思議な世界を表現している。
アーティスト名:チャン・ジンウェン
制作年/素材/サイズ:2022年/雲肌麻紙、墨/H41×W41cm
作品について:現在「孤独」を創作の核とする作品を制作している。無機質な風景を描写し、現代人の「孤独」、「記憶」、「コロナの不安感」などの感情を伝えたいと考えている。「冬夜」は、見慣れた喫煙所をモチーフにして描写した。人がいなくても、見えない記憶や感情が存在していると考え、空間の閉鎖的な構図を利用して、物語が溢れるような場面を作りたいと思った。そして作品は、現実の世界を再現するだけではなく、現実と非現実の隙間を織り込んで、不思議な世界を表現している。
プロフィール:1979年台湾台中生まれ。2020年より多摩美術大学大学院博士後期課程在籍。主な展示に、2021年「東アジアのなかへ―収斂と拡散 vol.3 容器」(柴田悦子画廊/東京)、2022年「記憶容器」SICF22 EXHIBITION部門 グランプリアーティスト展(スパイラルガーデン/東京)、「伏線」(誠品画廊/台湾)などがある。
- 第2回奨励作品
アーティスト名:有馬莉菜
制作年/素材/サイズ:2021年/キャンバスに油彩/H100×W100cm
プロフィール:1988年東京都生まれ。2015年東京芸術大学大学院修士課程美術研究科絵画専攻修了。"場所"、"感覚"、"記憶"を基に、平面油彩を制作している。2011年トーキョーワンダーウォール賞。2012年シェル美術賞入選。2015年損保ジャパン日本興亜美術賞入選、テラダアートアワードTERRADA賞。以降、国内外で展示を行う。
作品名:色と揺れ
アーティスト名:諏訪葵
制作年/素材/サイズ:2022年/画用紙にアクリル、PCに取り込みPhotoshopでレイヤーを積層/H300×W489.2cm
プロフィール:1991年東京都生まれ。2022年現在、東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程に在学中。人間が視覚的な現象を知覚するプロセス、「見ること」から展開するインスタレーション作品や映像作品、平面作品を制作している。
作品名:ただいま
アーティスト名:中井伸治
制作年/素材/サイズ:2022年/キャンバスに油彩/H100×W72cm
プロフィール:1977年大阪府生まれ。多摩美術大学卒業。自身の体験やイメージから物事の輪郭を直接触れられる表現を絵画や写真を通して模索している。2010年トーキョーワンダーウォール賞。2019年第2回枕崎国際芸術賞準大賞。2021年IMA next THEME#24 MEMORIESショートリスト入選。
作品名:BAKKY POSE
アーティスト名:BAKKY
制作年/素材/サイズ:2022年/油彩、墨、カラースプレー/H71×W60.5cm
プロフィール:宇宙との意識のつながりを感じながら絵を描いている。創作においては、今この星で生きている自分とは違う宇宙の自分にコンタクトし、シンクロする。瞬間的・新鮮なひらめきを重要視し、身体と意識を最大限に活かした表現を心がけている。 人間にはなぜ身体があり、 意識があるのかを模索し、 「BAKKY is art」をテーマに制作している。
アーティスト名:BAKKY
制作年/素材/サイズ:2022年/油彩、墨、カラースプレー/H71×W60.5cm
プロフィール:宇宙との意識のつながりを感じながら絵を描いている。創作においては、今この星で生きている自分とは違う宇宙の自分にコンタクトし、シンクロする。瞬間的・新鮮なひらめきを重要視し、身体と意識を最大限に活かした表現を心がけている。 人間にはなぜ身体があり、 意識があるのかを模索し、 「BAKKY is art」をテーマに制作している。
- 第2回 KYOBASHI ART WALL 開催概要
展示場所:TODA ビル建設中仮囲(北面)東京都中央区京橋1-7-1
展示期間:2022年9月21日(水)~2024年3月(予定)
【第2回公募概要】
募集期間: 2022年5月16日(月)~7月28日(木)
支援内容:優秀作品(2点)
・賞金25万円
・TODA ビル建設中の仮囲での作品の印刷物の掲示
・KYOBASHI ART ROOMでの展覧会開催機会提供
※1 会場費無料
※2 チラシ制作等広報活動を支援します。
※3 展示に係る運搬費・設営費等を支援します。ただし作品の制作費は作家負担となります。
・TODA ビルでの歴代優秀作家の作品展示
支援内容:奨励作品(複数点)
・TODAビルでの歴代入選作家の作品展示
審査員:
・笠原 美智子(公益財団法人石橋財団 アーティゾン美術館副館長)
・石井 孝之(タカ・イシイギャラリー代表)
・戸田建設(株) 京橋プロジェクト推進部
主催:戸田建設(株)
後援:中央区
お問合せ:KYOBASHI ART WALL事務局(戸田建設(株)内)kyobashi_project_m@toda.co.jp
公式HP:https://www.toda.co.jp/kyobashi-art-wall/index.html
- 第1回優秀作家展覧会
「KYOBASHI ART WALL―ここから未来をはじめよう」の第1回優秀作品の入選作家、 コケシスキー、および、佐々木香輔の個展を2022年9月28日(水)~10月29日(土)にかけて開催します。 本展は優秀作品の実物に加え、新作を含む作品を戸田建設が期間限定で自主運営するスペース、KYOBASHI ART ROOMにて展覧します。
また、本展の関連イベントとして、ゲストを招いた作家の対談イベントも開催します。
◆コケシスキー 個展「Somewhere」
コケシスキーの個展では、優秀作品《Hole》に加え、 新作含む「Somewhereーどこにもないどこかの風景」をテーマとした作品を展覧します。
プロフィール:多摩美術⼤学デザイン科卒業後渡⽶。Pratt Institute(ニューヨーク)卒業、MFA取得。モーショングラフィック・デザイナーとして活動後帰国。デザイン業に従事する傍ら2005年より絵画制作を開始。2016年、制作のフィールドをファインアートに移し、初個展開催。近年はAWAJI Cafe and Gallery(東京)など、東京を拠点に作品を発表している。
◆佐々木香輔 個展「SPACE」
佐々木香輔の個展では、優秀作品《space -under the ground》に加え、 過去から現在までの作品を網羅的に展覧いたします。
プロフィール:1985年宮城県⽣まれ。2007年⽇本⼤学芸術学部写真学科卒業。2018年第41回「キヤノン写真新世紀」優秀賞。2020年第22回 「1_WALL」写真部⾨ファイナリスト。2021年には「ALTERNATIVE KYOTO」(京都府主催芸術祭)に参加。写真というメディアを通し、光の存在を顕在化させる表現を探求している。
- 第1回優秀作家展覧会 開催概要
会期:2022年9月28日(水)~10月8日(土)
佐々木香輔「SPACE」
会期:2022年10月19日(水)~10月29日(土)
時間:11:00~18:00 ※10月5日(水)、10月21日(金)はイベント開催に伴い16:30閉場
休場:日曜
会場:KYOBASHI ART ROOM(東京都中央区京橋1-8-4京橋第二ビル4F)
入場:無料
主催:戸田建設(株)
後援:中央区
URL:https://www.toda.co.jp/kyobashi-art-wall/exhibition.html
お問合せ:KYOBASHI ART WALL事務局(戸田建設(株)内)kyobashi_project_m@toda.co.jp
- 第1回優秀作家展覧会 関連イベント
アートコレクターの宮津大輔氏をゲストに、コケシスキーとの対談イベントを開催いたします。 後世に作品を残したいと考えるコケシスキーとコレクターである宮津氏のそれぞれの視点から、作品の保有・保存・譲渡等によって、アーティストはいかに生き延びることができるか、作品はいかにして世に残り続けるかを語り合います。
日時:2022年10月5日(水) 18:30~19:30(受付18:15)
会場:KYOBASHI ART ROOM
入場:無料
定員:15名(会場定員)※事前予約制/ライブ配信あり
ゲスト:宮津 大輔(アートコレクター、横浜美術大学 教授)
予約方法:Peatixからお申込みください。
https://kyobashiartwall20221005.peatix.com
宮津 大輔(アートコレクター、横浜美術大学 教授)
1963年東京都生まれ。 広告代理店、上場企業の広報・人事管理職を経て大学教授に転身。 世界的な現代アートのコレクターとしても知られる。 文化庁「現代美術の海外発信に関する検討会議」委員や 「Asian Art Award 2017」の審査員等を歴任。 『新型コロナはアートをどう変えるか』、『美術作品の修復保存入門』など著書や寄稿、講演多数。
1963年東京都生まれ。 広告代理店、上場企業の広報・人事管理職を経て大学教授に転身。 世界的な現代アートのコレクターとしても知られる。 文化庁「現代美術の海外発信に関する検討会議」委員や 「Asian Art Award 2017」の審査員等を歴任。 『新型コロナはアートをどう変えるか』、『美術作品の修復保存入門』など著書や寄稿、講演多数。
◆クロストーク 佐々木香輔×福尾匠
批評家であり哲学者である福尾匠氏をゲストに、佐々木香輔との対談イベントを開催いたします。福尾氏の著書『眼がスクリーンになるとき:ゼロから読むドゥルーズ『シネマ』』を読んだ佐々木からのリクエストが実現した対談です。「眼がスクリーンになる」とはどういうことなのか、写真家として表現し続ける佐々木に、映像批評家そして見ることの純粋さを問う哲学研究者としての福尾氏が迫ります。
日時:2022年10月21日(金) 18:30~19:30(受付18:15)
会場:KYOBASHI ART ROOM
入場:無料
定員:15名(会場定員)※事前予約制/ライブ配信あり
ゲスト:福尾 匠(批評家、哲学研究者)
予約方法:Peatixからお申込みください。
https://kyobashiartwall20221021.peatix.com
福尾 匠(批評家、哲学研究者)
1992年生まれ。日本学術振興会特別研究員、立命館大学非常勤講師。 フランス現代思想の研究と並行し、様々なジャンルの批評やエッセイの執筆を行う。 著書に『眼がスクリーンになるとき:ゼロから読むドゥルーズ『シネマ』』(フィルムアート社)、『日記〈私家版〉』(自主制作)がある。
1992年生まれ。日本学術振興会特別研究員、立命館大学非常勤講師。 フランス現代思想の研究と並行し、様々なジャンルの批評やエッセイの執筆を行う。 著書に『眼がスクリーンになるとき:ゼロから読むドゥルーズ『シネマ』』(フィルムアート社)、『日記〈私家版〉』(自主制作)がある。
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