社会課題をアートで解決するグローバルアートチーム「LITTLE ARTISTS LEAGUE（リトル アーティストリーグ　代表：ルミコ・ハーモニー）」は、横浜市の創造界隈拠点の一つ「象の鼻テラス（運営団体：株式会社ワコールアートセンター）」（神奈川県横浜市中区海岸通1丁目）にて、目の見えない子・見えにくい子とのワークショップから着想した「INVISIBLE MUSEUM-見えない大切な何か」をテーマとし、「視覚」以外の「聴覚」や「嗅覚」でもお楽しみいただける体験型展示と関連イベント「INVISIBLE MUSEUM-見えない大切な何かを探す展」を2023年2月15日(水)～2023年2月21日(火)の期間で開催することをお知らせいたします。

本展示は、「目に見えない大切な何か」をテーマに体験型ワークショップとアート展示の他、ゴスペルのライブやトークショーを行います。

目の見えない子・見えにくい子が制作した「オバケ」ワークショップではアイマスクをつけて「オバケ」を制作します

■「INVISIBLE MUSEUM-見えない大切な何かを探す展」について -  代表コメント
社会課題をアートで解決するグローバルアートチーム「LITTLE ARTISTS LEAGUE」が手がける本企画「INVISIBLE MUSEUM-見えない大切な何かを探す展」は、目の見えない子・見えにくい子との関わりの中で発見したことをきっかけに制作したものです。LITTLE ARTISTS LEAGUEは、2016年の発足以来多くの見えないもの（暗闇、夢、優しさなど）をアートで可視化してきました。

本展示は、映画化もされた本「目の見えない白鳥さんとアートを見にいく」などからもインスピレーションを得た「見えない大切な何か」を問う展示になっています。「視覚」だけではなく、「嗅覚」や「聴覚」でもお楽しみいただける体験型コンテンツもお楽しみください。
 （LITTLE ARTISTS LEAGUE（リトル アーティストリーグ）」代表：ルミコ・ハーモニー)

• 常設展示コーナーについて。　

問われる展覧会！「旅のカケラ」「気配のカケラ」「感情のカケラ」「音のカケラ」

「目に見えない大切な何か」と聞いて何を思い浮かべますか？【感情のカケラ】【旅のカケラ】【気配のカケラ】【音のカケラ】を展示します。観覧無料。

■「旅のカケラ」展示
本コーナーでは、6種類の「旅のカケラ」が展示されており、ドームを開けて実際に嗅いで頂くことができます。社会情勢などから海外旅行が困難な時代に、海外旅行へ行った気分を味わい、文化の違うことに思いを馳せるきっかけとなれば幸いです。「香り」展示予定：京都（日本）、マラケシュ（モロッコ）、ヘルシンキ（フィンランド）、ハワイ（アメリカ）、メキシコシティ（メキシコ）

コラボレーションするJOAA日本オーガニックアロマ協会代表のアロマティーク調香デザイナー・近田梨絵子さんは、ご自身のお子さんが「目が見えない可能性がある」と宣告されたことから、香りの道へ進まれています。ご自身のお子さんが将来働くことを想像した時にもっと幅広い職種を選ぶことができたらいいなという想いから、現在障害者施設での香りのワークを発注していたりもします。本展の６種類の香りは、「旅のカケラ」からインスパイアを受けた６名の近田梨絵子さんの生徒さんが制作。会場で「旅のカケラ」の香りを体験していただける他、チャリティーオリジナルグッズとしてアロマスプレーをご購入頂けます。

「旅のカケラ」香り6種の展示も

■「気配のカケラ」展示
目の見えない子・目の見えにくい子のグループひよこの会で、ワークショップをした際に、かわいいオバケが思いもよらず沢山登場しました。ワークショップのインヴィジブルギャラリーツアーでは、アイマスクをしたまま視界を遮って鑑賞することに挑戦できます。

■「音のカケラ」展示
一部オバケに音のするものがございますが、ワークショップでの「Color to Sound System」やゴスペルライブにおいてご体験頂けます。スケジュールをご確認ください。

• ワークショッププログラム (2/18、2/19土日のみ開催）

視界を遮って行うワークショップ！
アイマスクをしてアート鑑賞をするギャラリーツアーを実施後、アイマスクをしてオバケを制作します。視覚を遮って発見できる大切なものを一緒に探しましょう！目の見えない子との関わりの中から生まれた「色を音に変えるシステム（Color to Sound System）で自分の作ったオバケから音を出してみましょう。


「紙袋をオバケにしよう！」
目をつけたらなんでもオバケになる
目の見えない子が作れるもの
「紙袋をオバケにしてね」というとなんでも作れる
インヴィジブルゴースト
見ないで「オバケ」を作って、「目には見えない大切な何か」を探しましょう

(1)INVISIBLE GALLERY TOUR：アイマスクで視界を遮って展覧会を鑑賞します。アート思考の要素も取り入れ作品を鑑賞していきます
(2)INVISIBLE CREATE：アイマスクで視界を遮り、紙袋や紙コップなどを使って「オバケ」を作ってみましょう
(3)COLOR TO SOUND：制作したオバケを「色を音に変えるシステム（Color to Sound System）」を使って音を出してみましょう
(4)SHOW & TELL ：みんなの作品を鑑賞したり、自分の作品を発表しましょう


開催日時：2/18（土）(1)10:15-11:15  (2)13:30-14:30 (3)15:00-16:00
　　　　　2/19（日）(4)10:15-11:15  (5)13:30-14:30 (6)15:00-16:00
会場：展覧会会場内
言語：日本語・英語のバイリンガル
料金：3,000円（アイマスク、制作した作品はお持ち帰り頂けます）
※スペシャルニーズの子は無料招待いたしますので、ご予約の際にチェックしてご予約ください
予約：https://invisible2023.peatix.com

■「色を音に変えるシステム（Color to Sound System）」とは？？
開発のきっかけは、目の見えない人とアート鑑賞したことです。以前の展覧会で、ダイアログ・イン・ザ・ダークのアテンドの方々にお越しいただき、「目の見えない人とアート鑑賞をする」ことに挑戦しました。通常は作品を触るのは禁止ですが、特別に実際に作品を触ったり、どの様な花かを説明して一緒に鑑賞した際に、「触っても色はわからないし、色を音に変換できたらなぁ」という想いをきっかけに開発支援をしてくださる方を募り、制作いたしました。

2022年度アートプロジェクト「やさしさの花」でのシステム説明動画：

https://youtu.be/usI__JjyarA