グラフィック2023.02.22

キヤノンギャラリーが開設50周年 半世紀にわたり写真文化の醸成と発展に寄与

大阪
キヤノンマーケティングジャパン株式会社

~50周年を記念した企画展を開催~

 

キヤノンマーケティングジャパン株式会社(代表取締役社長:足立正親、以下キヤノンMJ)が運営するキヤノンギャラリーは、2023年2月に開設50周年を迎えます。これを記念して、全国3箇所に展開するキヤノンギャラリーにて「キヤノンギャラリー50周年企画展」を開催します。

キヤノンMJは、1973年2月に「キヤノンサロン」(現キヤノンギャラリー)を銀座に開設して以降、半世紀にわたりフォトグラファーの写真表現活動をサポートし、来場者に写真の魅力を感じていただく場として発展を続けています。プロ・アマチュアを問わず、写真表現のさまざまな新しい試みを発表し、キヤノンギャラリー銀座ではキヤノンサロンからの通算で2,000回以上の写真展を開催してきました。

この度キヤノンギャラリーの開設50周年を記念し、企画展を開催します。蜷川実花氏、浅田政志氏、レスリー・キー氏、柿本ケンサク氏による各写真展と、キヤノンと特定非営利活動法人 京都文化協会が共同で取り組む文化財の高精細複製品制作プロジェクト「綴プロジェクト」の合わせて5つの企画展を開催します。

キヤノンMJはいつの時代も変わらずに写真の可能性や楽しさを訴求し、写真文化の醸成とさらなる発展に貢献していきます。

キヤノンギャラリー50周年企画展概要
キヤノンギャラリーの開設50周年を迎える節目の年に、今後も写真・映像文化の発展を支えていくことを発信する機会として、以下の概要で企画展を開催します。

〇企画・作家名
蜷川実花氏、浅田政志氏、レスリー・キー氏、綴プロジェクト、柿本ケンサク氏(開催順)

〇開催期間
品川:2023年5月9日(火)~2024年4月頃(予定)
銀座・大阪:2023年5月23日(火)~2024年4月頃(予定)

 
  • 1.キヤノンギャラリー50年の歩み
キヤノンギャラリーは、写真・映像文化への貢献を目的に、キヤノンMJが運営する50年の歴史をもつギャラリースペースです。

1973年2月に、銀座サービスステーション(当時)の2階にプロ写真家対応の窓口と写真展示スペースとして、「キヤノンサロン」をオープンしました。その後、1975年8月には大阪にも開設し、銀座と大阪での巡回展示を開始しました。フォトグラファーによる写真表現の発表の場であるとともに、写真家と来場者の交流の場、ファンが気軽に立ち寄れる憩いの場に発展してきました。

2003年5月には、品川本社ビル・キヤノン S タワー1階に著名な写真家・アーティストの写真展を開催する、キヤノンサロン S をオープン。さらに2005年4月キヤノンサロン銀座の移転に合わせ、全国の写真展示スペースの名称をキヤノンサロンからキヤノンギャラリーに変更し、現在は全国3拠点(品川・銀座・大阪)に展開しています。

なお、キヤノンギャラリー銀座・大阪には、最新のカメラ・レンズ・プリンター製品を自由にお試しいただき、作品づくりも体験できるスペース「フォトハウス」を併設しています。また、プロ写真家による撮影テクニックを学べる写真の学校「EOS学園」も併設し、見て・触れて・学べる写真のコミュニケーション拠点を運営しています。

●キヤノンギャラリーの歴史
1973年2月:キヤノンサロンを銀座にオープン。キヤノンクラブ(現キヤノンフォトサークル)事務局を統合
1975年8月:大阪・梅田キヤノンサロンを開設
1982年10月:キヤノンサロンが日本写真家協会賞を受賞(長年に渡る写真展覧会場の設置と交流の場の提供に対して)
1997年9月:キヤノンサロン銀座で通算1000回目の写真展を開催
2003年5月:品川本社ビル1階にキヤノンサロン S を開館
2005年4月:全国のキヤノンサロンをキヤノンギャラリーに名称変更
2015年7月:品川本社ビル2階を拡張しオープンギャラリー1・2を改装
2021年4月:フォトハウス銀座、フォトハウス大阪を開館

 
  • 2.キヤノンギャラリー50周年企画展
キヤノンギャラリーの開設50周年を記念した企画展は、著名な写真家による写真展と、キヤノンと京都文化協会が共同で行う社会貢献活動の作品を展示します。

〇開催期間
品川:2023年5月9日(火)~2024年4月頃(予定)
銀座・大阪:2023年5月23日(火)~2024年4月頃(予定)
 
〇企画展とそれぞれの会期・会場
各企画展はキヤノンギャラリー S (品川)から開催し、その後キヤノンギャラリー銀座/大阪で同時開催します。
企画および作家キヤノンギャラリー S (品川)キヤノンギャラリー銀座/大阪
蜷川実花2023年5月9日~6月19日2023年5月23日~6月3日
浅田政志2023年6月24日~8月7日2023年7月4日~7月15日
レスリー・キー2023年8月22日~10月3日2023年9月5日~9月16日
綴プロジェクト2023年10月11日~11月20日開催なし
柿本ケンサク2023年11月28日~2024年1月15日2023年12月12日~12月27日

※キヤノンギャラリー S 、キヤノンギャラリー銀座、キヤノンギャラリー大阪で展示する作品はそれぞれ異なります。
※綴プロジェクトの企画展は、キヤノンギャラリー S のみの開催となります。
※2024年以降も企画展の開催を予定しています。詳細が確定次第ご案内します。

●各ギャラリーの営業情報
〇休館日
品川:日曜日・祝日
銀座・大阪:日曜日・月曜日・祝日

〇営業時間
品川:10時00分~17時30分
銀座:10時30分~18時30分
大阪:10時00分~18時00分

〇住所・アクセス
品川:東京都港区港南2-16-6 キヤノン S タワー 1F・2F
JR品川駅港南口より徒歩約8分、京浜急行品川駅より徒歩約10分

銀座:東京都中央区銀座3-9-7
都営地下鉄東銀座駅より徒歩2分、東京メトロ銀座駅より徒歩3分

大阪:大阪市北区中之島3-2-4 中之島フェスティバルタワー・ウエスト1
地下鉄肥後橋駅・渡辺橋駅直結、淀屋橋駅より徒歩5分、JR北新地駅より徒歩8分、JR大阪駅より徒歩11分

〇入場料:無料

※新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、開館時間や休館日など、状況の変化に応じて適宜見直す可能性がございます。ご来館の際は、キヤノンギャラリーホームページ(canon.jp/gallery)をご確認ください。


●作家プロフィール

蜷川実花(にながわ みか)
写真家、映画監督
写真を中心として、映画、映像、空間インスタレーションも多く手掛ける。木村伊兵衛写真賞ほか数々受賞。2010年Rizzoli N.Y.から写真集を出版。『ヘルタースケルター』(2012)、『Diner ダイナー』(2019)はじめ長編映画を5作、Netflixオリジナルドラマ『FOLLOWERS』を監督。最新写真集に『花、瞬く光』。
https://mikaninagawa.com

 

浅田政志(あさだ まさし)
写真家。1979年三重県生まれ。日本写真映像専門学校研究科を卒業後、スタジオアシスタントを経て独立。2009年、写真集「浅田家」(2008年赤々舎刊)で第34回木村伊兵衛写真賞を受賞。2010年には初の大型個展、「Tsu Family Land 浅田政志写真展」を三重県立美術館で開催。2020年には著書の「浅田家」、および「アルバムのチカラ」(2015年赤々舎刊)を原案とした映画『浅田家!』が全国東宝系にて公開され、10年ぶりの新作、「浅田撮影局 まんねん」(2020年青幻舎刊)と「浅田撮影局 せんねん」(2020年赤々舎刊)を発表。新作個展「浅田撮影局」をPARCO MUSEUM TOKYO、「だれかのベストアルバム」を水戸芸術館で開催した。
http://www.asadamasashi.com/

 

レスリー・キー(れすりー・きー)
シンガポール生まれ。フォトグラファーとしてアート、ファッション、広告の撮影、映像監督などを中心に世界各国で活動。彼が手掛ける写真とアートマガジンのシリーズ「SUPER」は、世界の企業やYOHJI YAMAMOTOをはじめとするファッションデザイナーなどと積極的にコラボレーションを仕掛ける。LGBTのポートレートを撮影するプロジェクト「OUT IN JAPAN」は、第19回文化庁メディア芸術祭エンタテインメント部門審査委員推薦作品に選出。2016年より、NHKと共に日本中の人々が夢や目標を共有し、よりよい未来を目指す、2020年のオリンピック・パラリンピックの東京大会の応援をテーマ「→ 2020 レスリー・キーがつなぐポートレートメッセージ」をスタート。オフィシャル写真の2000名以上のポートレート撮影とプロモーション映像を監督している。
Twitter・Facebook・Instagram:lesliekeesuper

 

綴プロジェクト
「綴(つづり)プロジェクト」(正式名称:文化財未来継承プロジェクト)は、キヤノンならびに特定非営利活動法人 京都文化協会が共同で行っているプロジェクト。日本古来の貴重な文化財の高精細複製品を制作し、オリジナルの文化財をより良い環境で保存しながら、その高精細複製品を有効活用することを目的としている。
https://global.canon/ja/tsuzuri/

 

柿本ケンサク(かきもと けんさく)
映像演出家、写真家。
多くの映像作品を生み出すとともに、広告写真、アーティストポートレートなどをはじめ写真家としても活動。映像作品の多くは、言語化して表現することが不可能だと思われる被写体の熱量、周辺に漂う空気や時間が凝縮されている。美しくダイナミックな世界を作り出すことを得意とし、被写体の人生の断片と繊細な感情の揺らぎを産みだす。対照的に写真作品は、無意識に目の前に広がる世界の断片から新しい視点を見つけ出し「時間」をテーマに作品制作を行っている。2021年大河ドラマ「青天を衝け」メインビジュアル、タイトルバックを演出。映画「恋する寄生虫」が公開された。2022年、NHK「星新一の不思議な不思議な短編ドラマ」をはじめ、映画、ドラマの演出を手がける。また、現代美術家としても多くの写真作品を国内外で発表。

 

  • 3.その他関連イベント

●50年分の写真展案内はがきをまとめたアーカイブ展
2023年4月26日(水)よりキヤノンオープンギャラリー1・2(品川2F)にて、過去50年間で開催された2,000回以上の写真展の際に作成された写真展案内はがきを展示します。各写真展の世界観を表す代表カットとハガキデザインの変遷をお楽しみいただけます。

 ●ご来場者に50周年記念クリアファイルをプレゼント
会期中に、5つの企画展にご来場いただき来場者アンケートにお答えいただいた方に、記念品として数量限定でオリジナルクリアファイルをプレゼントします。

<記念品の受け取り方法>
品川:会期中にキヤノンギャラリー S の受付にてアンケートにお答えいただいた方先着
銀座・大阪:会期中に併設のフォトハウスにてアンケートにお答えいただいた方先着
※数に限りがございます。予めご了承ください。
 
●50周年記念展作家によるトークイベント
50周年記念展作家によるオンライントークイベントを実施予定です。詳細は確定次第、キヤノンギャラリーのホームページに掲載します。

○キヤノンギャラリーホームページ:https://canon.jp/personal/experience/gallery
○お問い合わせ先:キヤノンギャラリー S 03-6719-9021
本記事に関するお問い合わせ:キヤノンマーケティングジャパン株式会社

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