「Musical For All––あらゆるひとに参加と鑑賞の機会を」日本最大級の市民ミュージカルが、ダイバーシティ＆インクルージョンの加速に向け、視・聴覚障がい者観劇のためのアクセシビリティを整備。
文化芸術を楽しむことを阻む社会的なバリアを減らすため、観劇をサポートする字幕や音声ガイドを公演に導入するクラウドファンディングに挑戦します。
そのための費用は、購入型クラウドファンディングで調達します。クラウドファンディング「見えない・聞こえない人がミュージカル観劇するためのアクセシビリティを整備したい！」を5月10日(水)から開始しました。
MFAサイト：https://www.mfa.commonbeat.org/
クラウドファンディングサイト：https://camp-fire.jp/projects/view/670902
■日本全国で20年間続く市民ミュージカル「A COMMON BEAT」100人100日プログラム
100人100日ミュージカルプログラムは、「“多様な価値観を認め合う社会”を実現する」という当団体のビジョンに基づき、2004年より開始しました。
本プログラムでは、年齢・職業・国籍・性格が異なる100人の出演者(※)が、「違いを認め合う」ことをテーマにしたミュージカルを100日間で作り上げます。歌やダンスなどの自己表現や、様々な価値観を持つ共演者との協働を通じて、これまで6,800名を超える方の自己理解・他者理解を深めるきっかけが生まれています。
また、公演では、作品「A COMMON BEAT」のテーマである異文化理解や平和のメッセージを、これまで23万人の観客に届けてきました。
※学生、留学生、教員、エンジニア、看護師、デザイナー、市役所職員、主婦、経営者、警察官…参加者の職業や属性は多岐に渡ります。また、18歳から最高齢は91歳まで、多世代が参加しています。
■ゴールのないプロジェクト「Musical For All––あらゆるひとに参加と鑑賞の機会を」
今回立ち上げた「Musical For All––あらゆるひとに参加と鑑賞の機会を」を通じて目指すのは、ミュージカルをとりまく「多様性」の幅を広げることです。その最初のステップとして、見えない人、聞こえない人が、ミュージカルを鑑賞するために必要となる「音声ガイド」と「字幕」を制作します。また、会場受付にはリレーションセンターを設置し、サービス介助士を常駐し、配慮が必要な方々が困った時には、問い合わせができるように運営体制を整備します。
実態把握調査が明らかにしているように、文化芸術を鑑賞したいと願っている障がい者に対して、多くの鑑賞事業は、彼らが鑑賞できる環境を提供できていません。文化芸術を提供する側がアクセシビリティを整備できていないことによる社会的なバリアによって、障がい当事者が文化芸術を楽しむことを諦めている状況にあります。文化芸術は誰しもに開かれたものであるべきです。
このプロジェクトは、字幕と音声ガイドの整備にとどまりません。鑑賞のハードルを下げるだけではなく、舞台に立つ「参加」の障壁にも着手する予定です。また、障がいだけではなく、言葉、国籍、ジェンダー…あらゆる違いを超えて「エンターテイメントの感動を共に分かち合う」ことを目指した施策を行います。そのために、業界や分野を超えて、様々な他団体とも提携し、取り組みを進めていきます。
<協賛>
ボーダレスハウス株式会社 https://www.borderless-house.jp/jp/
一般財団法人ソーシャルアクション財団 https://sa-foundation.or.jp/
<協力>
NPO法人日本ブラインドサッカー協会 https://www.b-soccer.jp/
一般社団法人 手話エンターテイメント発信団 oioi https://www.oioi-sign.com/
公益財団法人 日本ケアフィット共育機構 https://www.carefit.org/
Palabra株式会社 https://palabra-i.co.jp/
ボーダレスハウス株式会社 https://www.borderless-house.jp/jp/
ソーシャルアクションカンパニー株式会社 https://actcoin.jp/
■支援者募集！クラウドファンディング・マンスリーファンディング
今年8月19日(土)・20日(日)に北とぴあ(東京都北区)で開催する、ミュージカル「A COMMON BEAT」第57期東京公演より、字幕と音声ガイドを整備することを目指し、クラウドファンディング「見えない・聞こえない人がミュージカル観劇するためのアクセシビリティを整備したい！」を5月10日(水)から開始しました。300万円を目標に、調達した資金は手数料とリターン原価を除いて、音声ガイド・字幕制作等のアクセシビリティ整備のための費用として使用します。
また、経済的な理由で劇場に来づらい方や子どもたちを公演に無料招待するために、7月よりマンスリーサポーターも募集します。市民が起点となって、あらゆる市民がエンターテイメントを享受するためのこの取り組みを応援する、企業やパートナー団体も募集しています。
■NPO法人コモンビートについて
表現活動によるダイバーシティ＆インクルージョンの推進を通して、多様な価値観を認め合える社会を実現し、地球とひとりひとりのより良い状態(ウェルビーイング)を目指して活動。一般市民100人が100日間で作品をつくるミュージカルプロジェクトを基軸に、国際交流や学校訪問などを展開。
〈団体概要〉
設立：2004年3月11日
代表：安達亮
所在：東京都
【取材や本リリースへのお問い合わせ】
NPO法人コモンビート
問い合わせフォーム：https://commonbeat.org/contact/
メールアドレス：info@commonbeat.org
電話番号：03-4500-1785
担当者：花宮
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