空間デザインプラットフォーム「TECTURE」が新たに建材サンプル一括請求機能をリリース
TECTUREの会員IDひとつで複数メーカーの建材サンプルをまとめて手配。1社ごとに行われているサンプル請求業務を一本化することで、設計者の複雑な業務プロセスを最適化し、輸送時にかかる環境負荷も低減。
この新機能は「TECTURE」に登録されている多くの建材情報から、メーカーを横断して建材のカットサンプルをまとめて一括請求できるようにしたもので、空間デザイン従事者にとって必須の作業であり、煩雑な手配となる「サンプル請求」にかかっていた時間を一気に圧縮できる。かつ、いままで複数社から個別で配送していた輸送を集約することで、輸送時に発生する環境負荷の低減にも貢献する。
ますます便利になった空間デザインプラットフォーム「TECTURE」
建築業界向けの空間デザインプラットフォーム「TECTURE」の開発・運用と、空間デザインメディア『TECTURE MAG(テクチャー マガジン)』の運営を通して、設計者の複雑な業務フローのDX化を目指すスタートアップ、tecture株式会社(東京都渋谷区、代表:山根脩平)は、「TECTURE」に新たに「建材サンプル一括請求機能」を2023年7月12日にリリースしました。
空間デザインプラットフォーム「TECTURE」の概要
2020年6月に公開された空間デザインプラットフォーム「TECTURE」のウェブサイトには、住宅、カフェ・レストラン、ホテルなどの商業施設、美容院や病院などの医療施設、幼稚園や大学などの教育施設、庁舎や地域センターなどの公共施設といった、さまざまなプロジェクトの空間事例写真が登録されています(6月30日時点で約45,000点)。
「TECTURE」では開設当初より、これらの写真を誰でも無料で閲覧することができ、かつ、これらの空間を設計した事務所名や施工会社などがわかるほか、さらには写真に映り込んでいる家具や建材などのプロダクト情報も、メーカー名まで紐づいて確認できるようになっています。さらには、キーワード検索や、TECTUREが用意したタグでの絞り込み検索も可能で、ユーザーが探している情報にダイレクトにアクセスできる機会を提供しています。
建築業界から「TECTURE」が支持されている理由
空間デザインに関わってるデザイナーは日々、地道なリサーチに多くの時間を割いています。例えば、クライアントにデザイン提案を行う際のプレゼンテーションづくりにおいて、参考となる建築プロジェクトをリストアップし、それらが掲載された専門誌の有無をインターネット検索などで調べ、掲載があれば雑誌を取り寄せ、紙のページをめくって、空間を構成しているプロダクト情報を確認するといった作業を繰り返しています。
この検索にかかる時間を一気に圧縮できる機能を有した「TECTURE」は、設計者にとって待望のサービスであり、メーカーやゼネコンも含めた建築業界の幅広い層で支持を得ています。
さらに「TECTURE」は、建材・家具メーカーへの問合せまでワンストップで行えるだけでなく、無料の会員登録を行えば、プロジェクトごとのデータ管理もでき、複数人でのデータ共有も可能です。誰でも感覚的に使えるユーザーインターフェイスとなっているため、これから家を建てようとしているカスタマー層にも好評です。
空間デザイナーを悩ませる「サンプル請求」
設計者による前述のリサーチは、データ収集と整理で終わりではありません。次なる段階として、検討中の建材の「サンプル請求」があります。床のカーペット、壁を仕上げるクロスや左官材、水まわり空間で使うタイル、カーテンなどの素材感や色味などは、カタログの写真やインターネット検索ではわからないことが多いためです。
ほとんどのデザイナーは、さまざまなカットサンプルを取り寄せ、質感を確認してからクライアントに対してデザイン提案を行なっています。かつ、その請求先は複数にわたり、1社につき複数のカットサンプルを取り寄せることも珍しくありません。1つのプロジェクトでかかるサンプル請求の回数は膨大なものとなります。
「TECTURE」なら、複数のサンプル請求がまとめてできる!
「TECTURE」がリリースした新機能では、これらのサンプル請求を「TECTURE」上で一括で行うことができます[*注]。かつ、複数のメーカーを横断してまとめて請求でき、物量しだいでは1箱にまとめて受け取ることもできます。登録無料の「TECTURE」会員になれば、誰でも行えるもので、サンプル請求による新たな費用負担はありません。
さらに、これまでは複数社から個別で配送されていた輸送が1つに集約するため、輸送時に発生するさまざまな環境負荷の低減にも貢献します。
*注. 新機能と提携しているメーカー・企業のサンプルに限る(2023年7月12日時点でタイルメーカー4社より運用開始、今年8月にはフローリングメーカーも参加予定。ユーザーの要望に応じた建材カテゴリーも随時追加していく予定)
進化を続ける「TECTURE」
tectureでは、2020年6月に「TECTURE」をローンチして以降も、検索機能のアップグレードや、ユーザーが使い慣れているメーカーの紙カタログと連動した「カタログビューワー機能」の追加といった各種バージョンアップを重ね、ユーザビリティの向上に努めてきました。
今回の「建材サンプル一括請求」を可能にするため、tectureでは倉庫業者および運送業者と契約し、東京近郊に物流拠点を構えました。カットサンプルの依頼があった際の仕分け、梱包までを自動で行う最新システムを整えています。
今後もtectureでは、今回リリースした「建材サンプル一括請求」をはじめとするサービスの拡充を図り、建築デザイン領域のDX化に貢献するリーディングカンパニーであることを目指します。
「建材サンプル一括請求」の詳細はこちら。
https://www.tecture.jp/releases/tss
本件に関して、メーカー・販売店からの問い合わせは、sales@tecture.jp 宛にメールでご連絡ください。
会社概要
tecture株式会社は、代表の山根脩平が2019年2月に立ち上げた、建築デザイン領域のDX化を目指すスタートアップ企業。2020年6月に開設した空間デザインプラットフォーム「TECTURE」に代表される、「空間デザイン」と「テクノロジー」を掛け合わせたサービスなどにより、設計者の複雑な業務フローをサポートする仕組みを提供している。2020年4月に創刊した空間デザインメディア『TECTURE MAG(テクチャーマガジン)』での情報発信もあわせて行い、コーポレートミッションである「空間デザインの未来をつくる」ことの実現を目指す。2023年4月28日には、プレシリーズAラウンドで1.6億円の資金調達を実施した。
起業の経緯やこれまでの活動については、PRTIMESより配信したプレスリリースと「ストーリー」を参照。
発信元
会社名:tecture株式会社
代表者:山根脩平(代表取締役CEO)
所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷5-27-5 リンクスクエア新宿 16階
主な事業内容:建築業界向けの空間デザインプラットフォーム「TECTURE」の開発運用、空間デザインメディア『TECTURE MAG』の運営
「TECTURE」URL
https://www.tecture.jp/
『TECTURE MAG』URL
https://mag.tecture.jp/
Twitter @tecture1
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Instagram @tecture_official
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