私設現代アート美術館「KAMU kanazawa」がミュージアムショップとカフェを併設した道「076-」を香林坊東急スクエア1階にオープン。誰でも利用できる文字通り“道”を出現させる。
setchu株式会社(本社:石川県金沢市、代表:林田堅太郎)が運営する私設の現代アート美術館「KAMU kanazawa(カム カナザワ)」は、香林坊東急スクエア1階にミュージアムショップとカフェを併設した道「076-(ゼロナナロク)」をオープンした。設計はダイケイミルズ が担当。当館コレクションからSKWAT(スクワット)の作品「マテリアルマターズ」も展示します。ショップには美術館オリジナルグッズや、 KAMU視点で街をコレクションしていく取り組みを行う。
金沢に住む人も、観光で訪れる人にも、誰もが自由に使えるボーダーレスな空間を提供、商業施設の中に“道”を作る。
香林坊東急スクエア1階にオープンした道「076-」は、ミュージアムショップ、カフェ、展示空間、ベンチスタンドが道の両サイドに併設する、多目的な空間となっています。空間中央を貫く道幅3mの道は、街を回遊しながらアートを楽しむ美術館としての象徴でもあり、ボーダーレスな空間を作ることを目指しました。単にテナントとしてや美術館に訪れる人のスペースではなく、誰もがこの道を往来し、休憩し、楽しめる公共的なスペースとなっています。道のサイドには幅14m、4段式のベンチスタンドが設けられ自由に誰でも使うことができる。空間設計はダイケイミルズ が行い、KAMUが金沢の街で何を行っているのかを理解しただショップやカフェを作るのではなく「道」を作ることを提案。
さらに「076-」が空きテナントだった際、施設側が用意したベンチが置かれており、そこで学生がよくデートやおしゃべりをしている姿を当館館長が見ており、「学生さんのデートスポットを奪いたくない」という意向を実現させるため、ベンチと道の公共的な要素がスペースの3分の2を占める、開かれた場所が実現しました。またスペース名である「076-」は金沢市の市外局番が由来となっています。公共性を強く意識し皆さんと共有できる場であることを象徴し、市外局番が金沢をアピールする名詞になれると考え名付けられました。
カフェとショップさらにその先に部屋。隠し部屋の中には社会のVOIDを時限的に占有し、一般へ解放する運動を行う「SKWAT」の代表的なプロジェクト“Material Matters”をインスタレーションとして展示。
本展示ではインスタレーションとしてサンプル素材を使用します。今後はイベントやワークショップ形式でそれら素材を鑑賞者が持ち帰り新たな役割を付加させてもらいSNSに展開してコミュニケーションをはかる取り組みや、素材を鑑賞者に持ち寄ってもらうなど、インタラクティブでオンラインとオフラインを跨いだ取り組みを予定しています。
KAMU kanazawa https://ka-mu.com/
金沢市の中心部に2020年6月に開館した私設現代アート美術館「KAMU kanazawa(カム カナザワ)」。中核となる施設〈KAMU Center〉を含め複数カ所、徒歩圏内に展示スペースを点在させ歩いて街を巡りアートを楽しむ美術館。レアンドロ・エルリッヒの作品《INFINITE STAIRCASE》や、写真家・森山大道を代表するモチーフの一つである唇で埋め尽くされた空間作品《Lip Bar》など、世界的に注目を集めるアーティストの作品を展示している。
「076-」 KAMUkanazawa Museum Shop & Cafe
入場料:無料
営業時間:
・カフェ、展示室:11時〜18時
・ショップ、フリースペース:10〜20時
定休日:
・カフェ、展示室:週2日(月曜+不定期)
・ショップ、フリースペース:無休(東急スクエアの営業日に準ずる)
住所:
〒920-0961 石川県金沢市香林坊2-1-1 香林坊東急スクエア1階「076- KAMU」
本件に関するお問い合わせ先
KAMU kanazawa
info@ka-mu.com
Instagram:https://www.instagram.com/kamu_kanazawa/
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