メディアアートの黎明期を切り開いたアーティスト・高橋士郎の多岐にして複雑なる活動の全体像を紹介する展覧会を開催
「高橋士郎 自由の気膜 Shiro Takahashi・Freedom Membrane」会場:多摩美術大学八王子キャンパス 会期:2023年11月13日(月)~12月9日(土)※火曜・日曜休館
多摩美術大学(東京都世田谷区、八王子市 学長:内藤廣)は2023年11月13日(月)から12月9日(土)の間、八王子キャンパスで「高橋士郎 自由の気膜 Shiro Takahashi・Freedom Membrane」を開催いたします。
高橋士郎(1944-2021)は本学卒業生でメディア芸術黎明期のパイオニア的アーティストです。本学では30年以上にわたって教鞭を執り、学長も務めました。1970年、大阪で行われた日本万国博覧会に参加した後、空気膜造形の発明やキネティック彫刻を多数制作し、世界に発表してきました。1980年代には本学のデザイン教育にいち早くコンピューターを導入し、コンピューターとインターネットの研究会を立ち上げ、キネティックアート、コンピューターアート、メディアアート、情報デザインといった新しい分野の開拓に取り組みました。
そうした高橋の教育と研究の積み重ねは、社会の高度情報化に対応するべく美術教育の内容を更新し続ける試みであり、1998年の本学情報デザイン学科新設とメディアセンターの創設につながりました。その後は独自のメディア芸術教育のプログラムを作り上げつつ、自身の作品だけでなく学生作品を積極的に活用した「情報芸術論」を立ち上げました。
本展は、高橋の多岐にして複雑なる活動の全体像を紐解き、世界に向けて発信するべく本学情報デザイン学科の有志が立ち上げた「多摩美術大学 高橋士郎研究会」の主催により、高橋の代名詞的作品の一つである空気膜造形「バボット」など、膨大な創作活動の軌跡を展示いたします。
「高橋士郎 自由の気膜」開催概要
会期:2023年11月13日(月)〜12月9日(土)
開館時間:11:00〜17:00
休館日:火曜・日曜、11月18日(土)、12月2日(土)
会場:多摩美術大学 八王子キャンパス アートテークギャラリー
東京都八王子市鑓水 2-1723
アクセス:
・JR横浜線、京王相模原線橋本駅北口から神奈川中央交通バス「多摩美術大学行」で約8分
・JR八王子駅南口から京王バスで約20分
https://www.tamabi.ac.jp/access/
※入場無料
主催:多摩美術大学 高橋士郎研究会
協力:株式会社バボット、多摩美術大学情報デザイン学科
助成:公益財団法人 小笠原敏晶記念財団
多摩美術大学共同研究「高橋士郎の創作・研究・教育実践の体系化のための基礎研究」
「高橋士郎 自由の気膜」公式Webサイト
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