note、AI領域における新事業に取り組む子会社、note AI creative株式会社を設立
note AI creativeは、「AIによる創作のバリューチェーンの革新」をコンセプトに、AI領域における事業展開に取り組みます。具体的には、大規模言語モデルなどを活用したコンテンツ分類、モデレーション、リコメンドなどのメディア運営にまつわる基盤システムや、創作をサポートするツール群、業務効率化にまつわるツール群の開発を行います。関連する技術者の採用も積極的に行っていく予定です。
これにより、noteの開発スピードが加速し、さらなるユーザー体験の向上が期待できる他、外部へのサービス提供も視野に入れ、AI領域における新たな事業展開に取り組んでまいります。
note AI creative設立の背景
noteは、2014年のサービス開始以来、AIを積極的に活用してきました。たとえば、3,740万件(2023年8月末時点)を超える膨大なコンテンツから読者に最適な記事を提案するレコメンド機能や、プラットフォームを健全な場に保つためのAIによる記事や画像の分類およびパトロール作業です。これらの取り組みによって、自分に合ったコンテンツを楽しんでいただくための土台を作っています。
また、2022年11月に「ChatGPT」が公開されて間もなく、GPTシリーズを搭載したクリエイター向けの創作機能として、「AIアシスタント(β)」の提供を開始。さらに、サービスへの活用だけでなく、社内の業務生産性向上のため全社員がGPT-4を活用できるよう「Azure OpenAI Service」を導入するなど、いち早く生成AIを活用し、ビジネス競争力の強化にも取り組んでいます。
こうしたなか、昨今のAI関連技術の進展やこれに伴う関連サービスへの需要の高まりを受け、当社がこれまで培ってきたAI関連技術への知見やデータを積極的に活用しながら、noteの既存プロダクトの競争力強化だけでなく、外部への提供も視野に開発を行い、AI領域における事業展開に取り組んでいくことを決定しました。
noteは、note AI creativeの設立を通じて、AI領域における開発をさらに加速させ、noteの利便性向上と、さらなる成長を目指します。
代表取締役社長 今コメント
LLMのような新しいAI技術は、私たちの仕事や文化、そして日常生活においても大規模な変化をもたらしています。こうした流れは、創作を取り巻く環境にも現れており、自分のアイデアを実現する方法や、作品がどのように受け入れられるかも変わりつつあります。
私たちは、この変革に対応し、クリエイターが創作を続けられるような新しい仕組みを開発し提供することで、noteの将来的なビジネスに貢献していきたいと考えています。
今 雄一(こん ゆういち)経歴
1985年北海道生まれ。千葉大学大学院工学研究科修了。ディー・エヌ・エーにてソーシャルゲームのサーバーサイド開発業務と運用を経験した後、2013年9月にnote入社。2016年1月にCTO就任。noteの立ち上げから関わり、現在もインフラからフロントエンドまで幅広く対応。
note AI creative株式会社 概要
会社名:note AI creative株式会社
所在地:〒102-0083 東京都千代田区麹町六丁目6番2号
設立日:2023年12月8日(予定)
資本金:30百万円(note株式会社100%子会社)
事業内容:大規模言語モデル等を活用した、企画・開発・運営
代表取締役社長:今 雄一
https://note.com/note_ai_creative/n/n9261aa2b5e9b
note
noteはクリエイターが文章や画像、音声、動画を投稿して、ユーザーがそのコンテンツを楽しんで応援できるメディアプラットフォームです。だれもが創作を楽しんで続けられるよう、安心できる雰囲気や、多様性を大切にしています。個人も法人も混ざり合って、好きなものを見つけたり、おもしろい人に出会えたりするチャンスが広がっています。2014年4月にサービスを開始し、約3,740万件の作品が誕生。会員数は700万人(2023年8月時点)に達しています。
●URL:https://note.com/
●iOSアプリ:https://itunes.apple.com/jp/app/note-noto/id906581110
●Androidアプリ:https://play.google.com/store/apps/details?id=mu.note
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