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プロダクト2024.02.11

フランス・パリで開催された「メゾン・エ・オブジェ」に貝印が初出展!M.O.F.受章者の日爪ノブキ氏と共同開発した縫製ハサミブランド『O(オー)』を世界中の業界関係者にお披露目

東京
貝印株式会社
グローバル刃物メーカーの貝印株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長兼COO:遠藤浩彰)は、2024年1月にフランス・パリで行われた「メゾン・エ・オブジェ」にて、日爪ノブキ氏と共同で開発した縫製ハサミブランド『O(オー)』を初出展いたしました。今回の出展は貝印としても初の試みです。
 『O(オー)』は、貝印がこれまで40年以上培ってきた縫製ハサミの技能と、日爪ノブキ氏の知見、そして5年以上の製作期間を経て、“世界最高峰の縫製ハサミ”を目指し完成した商品です。
 今回、細部に至るまでこだわり抜いて開発した本商品を通して、貝印の刃物の先進性、技術力を海外でもさらに広めたいという思いを込めて出展する運びとなりました。メゾン・エ・オブジェでは、世界の職人たちからデザイン性の高さを評価していただき、この出展をきっかけに、世界中のコンセプトストアから問い合わせをいただいております。

Oブランドサイトはこちら: https://www.kai-group.com/global/biz/o.html

  • 世界中の業界人が注目した『O(オー)』について

 ブランド名は『O(オー)』。「鋏の歴史の新たなる原点」になるという意志を込め、Originの頭文字をとりOと命名しました。貝印がこれまで40年以上培ってきた縫製ハサミの技能と、日爪氏の知見、そして5年以上の製作期間を経て、“世界最高峰の縫製ハサミ”を目指し完成しました。

■仕様について

 日爪氏アドバイスのもと、帽子を製作する際には、薄地から分厚い革など多種多様な素材への切断に対応するため6丁セットで販売いたします。商品には、糸切りをはじめ、縫製ハサミに理美容ハサミの刃体や形状を踏襲したモデルや、刃元から刃先に掛けてピッチの異なるセレーション(ギザ刃)を採用したモデルをラインアップしている点が特長です。

 理美容ハサミをはじめとした幅広い刃物の知識を持つ当社の知見を結集し、圧倒的な切れ味を追求した結果、日爪氏の高い要望にかなう切れ味を実現することができました。また、このハサミは定期的なメンテナンスによって、長く愛用いただける商品です。

■パッケージについて

 『O(オー)』はパッケージにもこだわりました。6丁の縫製ハサミを保管するケースは、創業の地である岐阜県産のクリ材を使用した木製ケースを採用いたしました。また、その木製ケースを包む生地にもこだわっており、パリのオートクチュールメゾンの生地を手掛けている工房により製作された最高級のシルク製の風呂敷になっております。

■商品概要

商品名:『 O(オー)』

詳細  :6丁セット仕様

①o100FP   ②o150FP ③o170CP

④o170FS ⑤o250CP ⑥o280FS

※FP・・・縫製刃体仕様(Flat / Plane)

※FS・・・縫製刃体セレーション仕様(Flat / Serration)

※CP・・・理美容刃体仕様(Convex / Plane)

  • メゾン・エ・オブジェ 『O(オー)』出展概要

■メゾン・エ・オブジェとは

 「メゾン・エ・オブジェ」は、1955年から始まった世界最大級のインテリアとデザイン関連の国際見本市です。メゾン(家)に関連する、生活空間を彩るあらゆるオブジェ(アイテム)が、1月と9月の年2回パリに集結します。ヨーロッパをはじめ、アメリカやアジアなど世界中のデザイナーやバイヤー、メディアが来場し、世界の最新トレンドが発信されることから、インテリア業界のパリコレとも称されています。

メゾン・エ・オブジェ公式サイト:https://www.maison-objet.com/en/paris

■出展概要

日程 : 2024年1月18日(木)~1月22日(月)

場所 :フランス・パリ/ノール・ヴィルパント見本市会場

エリア:7 SIGNATURE(シグネチャ)

■シグネチャエリアについて

 アイコニックなデザイン、時に粗削りに、時に洗練された自然そのものの素材、個性的で大胆なスタイルの内に優雅さを組み合わせた、個性のインテリア・家具のエリアです。 

  • 『O(オー)』 出展の様子

 まずはじめに、貝印株式会社 代表取締役社長 兼 COOの遠藤浩彰より、「2016年9月に日爪氏のアトリエにお邪魔し、その後“誰が手にしても違いが分かる、世界最高の切れ味の縫製ハサミ”を目指した『O(オー)』をいよいよ本日、メゾン・エ・オブジェで展示することができ光栄に思います。」と挨拶を行いました。

 『O(オー)』を共同開発した日爪ノブキ氏からも、「メゾン・エ・オブジェでの出展は『O(オー)』にとってスタート地点です。今後さらにブランド価値を高め、10年後、50年後に「出展した日からこの『 O(オー) 』の出現によって世界のハサミの歴史が変わった」と語り継がれていくブランドに成長させられればと思っております。」とお話しいただきました。

 その後、セレモニーとして、展示ブースに設置された製品ディスプレイの除幕式が行われ、来場者の見守る中、遠藤社長と日爪氏が気持ちを一つにしてアンベール幕を曳きました。ディスプレイを覆っていた幕が取り外されると、ガラスケースの中に 『O(オー)』のハサミ6種類が現れ、拍手とともに参加者全員で出展を祝しました。

  • 『O(オー)』出展ブース

 Oの出展ブースは、装飾を廃したミニマルなブースデザインとし、Oが誕生するピュアさの表現とハサミ製品自体を引き立てることを狙いました。

 ブース正面の大型ガラスケース内には、製品の精緻さ・鏡面仕上げの美しさが伝わるようハサミ製品6種類を象徴的に展示。

 背面にはプロジェクションマッピングでOの世界観を演出し、壁面には日爪氏に密着取材したインタビュームービーを投影。Oの開発ストーリーや、6丁のハサミへの想いを語っていただいた動画は注目度が高く、思わず足を立ちとめる来場者も多く見受けられました。

■インタビュームービーはこちら

https://youtu.be/2XpUzDIB0KE

 また、ブース内には日爪氏が制作した帽子5作品を展示いたしました。

  • メゾン・エ・オブジェを通じて感じた海外からの評価と今後について

 『O(オー)』は、ハサミ本体のディテールに加えて、機能も兼ね備えたデザイン美に賞賛の声が集まりました。今回のメゾン・エ・オブジェでは、ファッション系メディアをはじめ、家具・生地メーカーやデザイナーなどが多く来場されました。

 今後『O(オー)』は、完全受注発売を予定しております。発売時期や価格などはオフィシャルサイトにてお知らせいたしますので、下記よりご確認くださいませ。

https://www.kai-group.com/global/biz/o.html

  • 日爪ノブキ氏について

2004年に文化服装学院アパレルデザイン科を首席で卒業後、渡伊。イタリアのメーカーよりアンダーウェアのデザイナーとしてコレクションを発表する。帰国後、国内外の舞台やミュージシャンの帽子・ヘッドピースを手がけ、同時にアーティスト活動として「NOBUKI HIZUME」を展開。2009年よりフランスに拠点を移し、数々のグランメゾンのパリコレクション用の帽子を手掛けている。2019年、フランス国家最優秀職人章※に認定。同年、帽子ブランド「HIZUME」をスタートさせる。FW22、FW23のLOEWEのコレクションにおいては伝統的な帽子作りの技術を生かし洋服作りにも挑戦している。

※フランス国家最優秀職人章(Meilleur Ouvrier de France:MOF)は、フランス文化の継承者にふさわしい高度な技術を持つ職人に授与される称号で、日本の重要無形文化財(通称、人間国宝)認定制度に相当すると言われている。

  • 貝印株式会社

1908年、刃物の町として有名な岐阜県関市に創業。現在、生活に密着した刃物を中心とするカミソリ、メンズグルーミング、ツメキリなどの身だしなみやビューティーケア、包丁をはじめとする調理・製菓、医療用など1万アイテムにもおよぶ商品を展開し、商品の企画開発から生産、販売、物流までの一連を行っているグローバル刃物メーカー。

本社:東京都千代田区岩本町3-9-5

代表取締役社長兼COO 遠藤 浩彰 https://www.kai-group.com

本件に関する読者の皆様からのお問い合わせ先

貝印株式会社 お客様相談室

〒101-8586 東京都千代田区岩本町3-9-5

TEL:0120-016-410 (フリーアクセス・ひかりワイド)  

https://www.kai-group.com

本記事に関するお問い合わせ:貝印株式会社

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