インスタ映えでも衛生面のためでもない? 意外と知らない箸置きの起源
毎日の晩酌のためにお酒をそろえ、お手製のおつまみに凝ること。
それがささやかなしあわせのフォトレタッチャー・いずみさわです。
そろそろ晩酌インスタでもはじめようかというほどカメラロールに晩酌フォトが増殖しています。
最近は箸置きを集めるようになりました。
かわいいものからおもしろいもの、季節のものまで、札幌駅のお気に入りのショップにはたくさんの箸置きが並んでいてテンションが上がります。
このコロナ禍とあってお部屋でごはんという方も多いのではないでしょうか?
これまでこだわりがなかった食器類にこだわりはじめた方もいるかもしれませんね。
そういえば、箸置きって見栄え以外にはどんな役割があるんだろう? と箸置きを洗いながら思ったのは昨日の夜のこと。
そこで今回は、意外と知らない箸置きの起源について調べてみました。
日本人は箸置きを使っていなかった
箸置きの起源そのものは古代まで遡ることができます。
箸置きのはじまりは古代。神様へのお供え物にお箸を添えるときに使われていたものがあります。
平安時代、戦国時代、そして江戸時代もテーブルではなくお膳で食事をしていた日本人は、その端っこに箸の先端を置いていたので、箸置きの必要性はなかったのです。
ザンギリ頭を叩けば文明開化の音がすると言われた明治時代、文明開化は食卓にも。
そうです、食卓という文化ができたのです。
テーブル、あるいはちゃぶ台で食卓を囲むようになりました。
ここで箸置きの必要性が出てきたのです。
箸を置ければそれでいいのではなく、さまざまなデザインのものがあるところが、なんとも日本人らしいこだわりのように思います。
まとめ
箸置きの起源そのものは神事にありますが、文化として根付いたのは意外にも最近だったことにおどろきました。
コロナウイルスの感染予防にも衛生面から箸置きを使うのはいいことかもしれませんね。
衛生面にも気を使いながら、色々な箸置きで日々の食事や晩酌を楽しみたいと思います。