スパイ×超能力者×殺し屋=?

東京
ライター
来た、見た、行った!
かつらひさこ

今、「おススメの漫画何かある?」と質問されたら、「SPY×FAMILY」と答えるかもしれない。

 

変装の名人であり、超一流スパイ「黄昏」という裏の顔を持つロイド、ある研究施設に生み出された、他人の心が読める超能力を持つアーニャ、整った容姿と天然な性格ながら、その正体は凄腕の殺し屋「いばら姫」というヨル。

東西両国が熾烈な情報戦を繰り広げている時代に、とある「オペレーション」をきっかけに出会った3人は、互いの正体を隠しながら仮の家族フォージャー家として生活をしていく…という漫画なのだが、めちゃくちゃ面白くて、今一番ハマっている漫画だ。

 

キャラクター達の魅力(特にアーニャの独特の言葉遣いが愛らしくて震える)、絵の巧さ、テンポよく進むストーリー。

スパイものというジャンル(それで括るのはやや雑だが)は、やはり時代に関係なく「わくわく」してしまう。

 

個人的に好きなのは、背景や小道具といった細かな設定がしっかり画に描かれていて(ヨルが表の仕事場で使っているのはパソコンではなくタイプライターだし、電話も少し前の時代に使われていたデザインになっている)、我々の生活には当たり前のパソコンやスマホが全く登場しないところ。

レトロさが漂う画面構成は、架空の国の雰囲気に厚みを与えている。

 

この作品は隔週月曜日に「少年ジャンプ+」で最新話が更新されるのだが、読み終わるとすぐ「次回更新は2週間後か。長い」と呟いてしまう。

 

秋の夜長、興味のある方はぜひこの素敵な漫画にハマってみては。

 

プロフィール
ライター
かつらひさこ
1975年札幌市生まれ。自分が思い描いていた予定より随分早めの結婚、出産、育児を経て、7年前からライティングを中心とした仕事を始める。毒にも薬にもならない読みやすい文章を書くことがモットー。趣味はクイズと人間観察。

日本中のクリエイターを応援するメディアクリエイターズステーションをフォロー!

TOP