岩崎さんのねりぐらしVol.2「クールジャパンの”ジャパン”って”大泉学園”のことを指すらしいよ? と、外国人に教えたい」
「大泉学園」
なんか学園モノの舞台に出てきそうなかっちょいい名前だが、残念ながら大泉学園という学校は存在しない。練馬区有数の住宅地として有名であると同時に、日本アニメ発祥の地だ。なぜなら1958年に東映映画(現:東映アニメーション)が、日本初のカラー長編アニメ映画『白蛇伝』を制作し、今も「大泉スタジオ」でアニメ制作をしているから。「あのアニメ……、練馬で作られてるんだ……」と思うと胸熱。ほかにも区内にアニメ制作スタジオがあるので、やはり練馬は最&高である。
本題に戻ろう。で、西武池袋線大泉学園駅の改札を出て右に曲がると「大泉アニメゲート」という一角がある。ここには国民的アニメのキャラクターたちのモニュメントが現時点で4体建立されており、間近で見られるのはもちろん、なんなら隣に並んで記念撮影することもできる。
特筆すべきは、このモニュメントが等身大(だと思う)で作られていること。二次元(平面)の存在を三次元(立体)にするって、簡単なようで難しいと思うが、これらはアニメのキャラクターが現実に飛び出した! と思うくらい、現実味を感じられる作りとなっている。よく、アニメ関連のイベントでキャラクターの等身大パネルが設置されているが、平たいものと立体的なものでは臨場感が違う。
個人的には『うる星やつら』のラムちゃんが想像よりデカかったことに驚いた(何、とは言わない)。
そしてモニュメントの周りには、練馬ゆかりのアニメを紹介するパネルが多数設置されている。こんなことをサラッとやってのける練馬って最高じゃん?
……脱線した。申し訳ない。大泉学園にはほかにも東映アニメーションミュージアムや東映東京撮影所など、アニメや特撮好きにはたまらない施設があるのでぜひ足を運んでみてほしい。そしてそのまま練馬に住んじゃえばいいと思う、うん。住もうよ練馬、春だし。