サンタクロースの正体を暴いてしまった、そのあとは…

広島県
コピーライター、エディター
Kyoko Kittaka
橘髙京子

あさっては、クリスマス。クリスマスというと、いつもよりちょっと豪華なディナーを食べたり、大切な人とプレゼントを贈り合ったりする日…というイメージが定着している気がするが、皆さんはいかがお過ごしだろうか。

本来のクリスマスは、キリスト様の生誕を祝う、とても神聖な日のはずだが、なぜか日本では節分や七夕と同じくらいメジャーなイベントとして、多くの人が楽しんでいる。そういえば、地元のお寺さんでもクリスマス会が行われ、私もお菓子のプレゼントをもらいに行っていた記憶がある。

クリスマスの思い出といえば、毎年、イブの日に母が腕によりをかけて作ってくれたクリスマスディナー。母はもともと料理上手だが、何か行事があるごとに、時間をかけて特別な料理を用意する人だった。ご馳走はもちろんだが、私たちきょうだいが、さらに楽しみにしていたのはサンタさんからのクリスマスプレゼント。イブの夜はワクワクしながら眠りについたものだ。

実は、小学校3~4年生くらいまでサンタさんの存在を信じていた純粋な私(笑)。しかし、学年が上がるごとに、枕元にプレゼントを置いているのは母だということに薄々気づき始めていた。確か5~6年生の時だったと思うが、クリスマスイブの夜、思い切って「サンタさんは、お母さんなんじゃろ?」と聞いたことがある。それ以降、クリスマスプレゼントが枕元に置かれることはなくなった。母がサンタクロース役の辞め時をいつにしようか悩んでいたのでは? と思うと、なんだか微笑ましいとういうか、なんというか…。私が母親になったら、どうするかな? いろいろ考えていたら「クリスマスって、いいな」という気持ちが溢れてきた。

皆さんも素敵なクリスマスを!

プロフィール
コピーライター、エディター
橘髙京子
大学卒業後、広告代理店のコピーライターや出版社の編集者・ライターとして勤務。現在は映像業界のプロデューサー、フリーライターとして活動中。

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