大人になってもドラが好き。~映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021~

東京
ライター
来た、見た、行った!
かつら ひさこ

何度か書いているが、大人になってもドラえもんが好きだ。

映画ドラえもんは実は高校生になっても観に行っていたのだが、今年公開の「映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021」は、久しぶりのドラ映画鑑賞となった。

 

おなじみのドラえもんをはじめ、のび太・ジャイアン・しずか、そしてスネ夫の5人と、ピリカ星から脱出してきた少年大統領・パピとの友情と戦いを描く本作。

1985年版は小学生の頃に映画館で観た記憶があり、2021年版はどのようになるのかワクワクしていた。

 

感想はというと、細かな設定の追加や筋道を変えたり新しいキャラクターを登場させたり、物語の奥行というか説得力に厚みを増した感じがした。

特に今回、スネ夫がもうひとりの主人公と言っていいくらいの成長物語だったと思う。

 

遊びならともかく、命をかけての戦いなんて本当は誰もが行きたくないものだ。

パピとの友情に悩み、自分の心の弱さと葛藤し、乗り越えるシーンはとてもリアルで胸に迫った。

 

あと、敵のPCIAの長官のドラコルルがカッコよかった…。

悪役は程良く色気が合って欲しいが、それに加えてすっと伸びるような声が素晴らしく、惚れ惚れしていた。

子供の頃に観た「のび太の宇宙小戦争」とは、また違った印象の物語だった。

ドラえもん、大人になってもおばあちゃんになってもずっと好きだ!

(映画館にてもらった、おまけの「ロコロココミック」。漫画もやっぱり面白い!)

プロフィール
ライター
かつら ひさこ
1975年札幌市生まれ。自分が思い描いていた予定より随分早めの結婚、出産、育児を経て、7年前からライティングを中心とした仕事を始める。毒にも薬にもならない読みやすい文章を書くことがモットー。趣味はクイズと人間観察。

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