本を通して知る、その人の考え

東京
ライター
来た、見た、行った!
かつら ひさこ

本が好きで、暇があれば本屋さんや図書館によく通う。

好きなジャンルは偏っていて、昔から伝記だったり歴史だったり、その人の考えが綴られたエッセイを好んでいる。
映画なども、その人の生き方を追ったドキュメンタリーが好きだ。
その人の歴史やバックボーンを知り、いかにしてそのような考えを持つに至ったか、様々な場面で本当は何を考えていたのか。

そんなことを知るのが好きなのかもしれない。

 

未だ、図書館に行くと児童書のコーナーで伝記の本をぼんやり見る。
昔読んでいた伝記のコーナーには、子供のころは見なかった新しい名前の本を見かけることが多くなってきた。
時間は容赦なく進み、歴史は淡々と紡がれていく。

そういうのも含めて面白いなと思う。

 

人が好きなのかといえば、世の中、怖い人もいるし、自分と考えが違う人も多々いるので、元気よく「そうなのです」と言えない自分がいる。

 

実は人と関わることについてはかなり臆病なもので、何かあればすぐ「いかにして自分や周りのダメージが最少で終わらせられるか」ということばかりを考えてしまうのだ。

気が弱く、いざという時にまごまごしてしまうがゆえに、それこそ偉大なる先達の皆様方はいかにして人生や歴史のターニングポイントでそのような決断をするに至れたのか、とか。

 

自分の憧れに似た気持ちを体現している人の背景を知りたいなと思い、気が付けば今日もまた、そういう類の本を手に取っている。

プロフィール
ライター
かつら ひさこ
1975年札幌市生まれ。自分が思い描いていた予定より随分早めの結婚、出産、育児を経て、7年前からライティングを中心とした仕事を始める。毒にも薬にもならない読みやすい文章を書くことがモットー。趣味はクイズと人間観察。

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