学祭の季節

東京
ライター
来た、見た、行った!
かつら ひさこ

晴れの日が続く気持ちよい秋。
この季節は毎年大学の学祭シーズンでもある。

お祭り事は昔から好きで、特に学生さんが主催だと尚更若さとエネルギーを貰える気がするので、とっくに学生は卒業している年だのだが、好きが高じて毎年日程が合う学祭にお邪魔している。

今年は去年に続き早稲田大学にお邪魔してきたのだが、人数制限が随分緩和されていて、訪れる人が多数いた。
コロナは残念ながら今年も封じ込められてはいないが、そういった中でも人の集まるイベントが復活してきているのが嬉しい。

最寄り駅で誘導を行ってくれるスタッフ、エネルギーに溢れた和太鼓演奏や、音楽に合わせて披露してくれたパントマイム、音楽に合わせチームで踊りながら道路を行くパレード。

学生という人生の中で限られた期間の中で行うイベントというのは、一生懸命さや未熟や勢いなどが混ぜこぜになっていて、特有の輝きを放つ。

年齢を重ねたからこそ見えてくるものや知識、自由さもあるのだけれど、例えば生活のあれこれに追われていろいろとスムーズに行かないことがふえてきたり、何かの目標を見つけて、それに向かって打ち込むという機会が少なくなりがちだ。

なんとなく日々のパワーが足りないなと思う時、学祭に限らず、映画や美術や芸術や人に会って、少し充電してみるのもよい。何より、空気の綺麗な秋の晴れの日は外に出て歩いているだけで元気が出る。
1年の中でも気持ちよい季節の今、芸術に触れてみたりイベントに出かけてみたりをおすすめしたい。

プロフィール
ライター
かつら ひさこ
1975年札幌市生まれ。自分が思い描いていた予定より随分早めの結婚、出産、育児を経て、7年前からライティングを中心とした仕事を始める。毒にも薬にもならない読みやすい文章を書くことがモットー。趣味はクイズと人間観察。

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