時間も体力も有限だから
今年もあっという間に12月である。
師走という名に相応しいばたばたぶりで、仕事で疲れてカフェで一休みしている時に流れるクリスマスソングで季節を感じるのがちょっと哀しい。
クリスマスの季節は大変好きなので、できれば1か月丸々浸っていたいくらいなのに。
今年は何があっただろうかと振り返ってみると、やっていることは昨年とあまり変わらなかったのだが、大きかったのは謎の湿疹で大学病院へ通院したことと、夏に長めの夏休みを取ったことだった。
湿疹は生検から血液検査からCTから様々な検査やったものの、特に原因が特定できないままだった(この湿疹ではあるあるらしい)。
幸い、治療で症状は軽減されてきて痒みも治まってきたのだが、しばらく大学病院通いは続きそうだ。
もうひとつは、めったになかった長めの夏休み。
3カ月くらい休んだのは学生時代以来かもしれない。
何もスケジュールがないという生活をしばらく楽しんでいたのだが、途中から昼夜逆転気味になり、体調を崩すようになった。
「ずーっと休日」という生活は意外なことに、不健康で、つまらなかった。
湿疹も長い休みの終わり頃から出始めたのだが、何も予定がないというのは、私にとってストレスだったらしい。
今年ほど自分の健康や自分を大事にするということを考えた年もなかったかもしれない。
有難いことに命に関わるほどのものではなかったが、いろいろな意味で年齢を感じることが多かった。
平日も休日も自分が使える時間は有限だし、ましてや体力は昔に比べて少なくなってきているので、「そこに本当に行きたいか?」「その人に会いたいか?」というのを考えるようになった。
多少時間と体力をやりくりしてでも会いたい人もいるし、行きたい場所もある。
その逆も然りで、いわゆる付き合いでなんとなくの約束はできるだけ最初のうちに断ろうという気持ちになった。
この記事を書いていくうちに、よりこの気持ちが強くなった。想いを書いたり話したりって大事だ。
来年のモットーは「時間も体力も有限だから」にしようと思う。
今年中に「来年やりたいこと」のリストをわくわくしながら作ろうと思う。
では、よいお年を。