「赤くて甘くない福神漬け」プリーズ
牛丼の肉が見えなくなるくらい紅ショウガを盛りまくる人達がいる。
たとえば「かけすぎ部」部長でもある歌手のスガシカオ氏。
(#かけすぎ部 #スガシカオ で検索をかけるとエグい写真がたくさん出てきますよ)
気持ち、わかります! NO 紅ショウガ, NO 牛丼.
アレは牛丼の付け合わせとして紅ショウガが存在するのではなく、
“紅ショウガの付け合わせとして牛丼がある”のです。
私の場合は福神漬け。福神漬けを食べたくてカレー屋に入ったりレトルトを温めたりしています。
どれくらい食べるかというと、下の写真は石川県・小松空港の近くで食べた「小松カレー」です。
写っている福神漬けの量は片手でひと掴みくらいでそれを3回ほど。小ぶりな茶碗で1杯分くらい頂戴します。
(小松カレーとはいわゆる金沢カレー。甘辛いルーと揚げたての薄いカツの相性がグッドです)
で、ここからが本題。かれこれ25年くらい探し続けている福神漬けがあるのですよ。
それは「赤くてしょっぱい福神漬け」。
よく覚えているのが東京駅の八重洲にある格安カレースタンドの老舗「アルプス」。
今はもう普通の福神漬けになっていますけれど30~20年くらい前に置かれていたものは
かなり塩気の利いた大ぶりの赤い福神漬けで、それを食べたくて週に1度は通っていました。
しょっぱい福神漬けの何が私を魅了するのか。
甘い福神漬けがカレーの辛さを中和するのが目的なのに対し、しょっぱい福神漬けは
天丼に付いてくる浅漬け、あるには鰻重に付いてくる奈良漬けのように口をさっぱりとさせる
箸休め的なポジションとして美味しいのです。私の場合はもう福神漬けが主役ですが。
しょっぱくてさっぱり。あの味に再会したい。
近隣のスーパー、ネット通販、最近話題の業務スーパーの1kg袋。地味に買い続けてきたものの
うーん、どれも「違う、そうじゃない(@鈴木雅之)」 な気分。。。
冷凍庫には食べかけの福神漬けがたくさん溜まってくるし、困ったな。
ちなみに私が探している福神漬けの味とは違いますが、ネットで「甘くない福神漬け」と
検索をかけると必ず出てくる『酒悦』というメーカーがあります。
ここの福神漬けは“福神漬け最初期の味”を受け継いでいるそうで、天然醸造のお醤油とみりんに
野菜を漬け込んでいるとのこと。いわゆる福神漬けとは異なる醤油漬けですが、かなり美味しいです。
スーパーの瓶詰めコーナーで普通に売っています。ビールのツマミにも最高です。
さてそんな福神漬けジプシーである私。前置きが長くなってすみません。
先日ついに(ほぼ)理想といえる「赤くて塩味のある福神漬け」に巡り会うことができました。
それは明治44年創業、四国の愛媛県に本社を構える味噌メーカー『マルヤス味噌』さんの福神漬け。
メインというか殆どは大根。国産大根とのことで一般的な福神漬けよりパリパリと爽やかな食感。
アイコニックな赤い色。そして塩気を帯びたさっぱりとした味。たいへん美味。
記憶の中の福神漬けはもっとしょっぱかったけれど思い出補正かも。ほぼストライク!
例えるならこだわりのカレー店ではなく気軽なカレースタンドで取り放題できる、あの味。
近いのはゴーゴーカレー、C&C(関東限定)あたりでしょうか。売ってそうで売ってないのですよね。
お値段は1袋300gで490円。送料無料。ネコポスで自宅のポストに配達されます。
郵便受けを見に行くと福神漬けが寝そべっている、そんなシュールな届き方もナイスです。
カレースタンドの福神漬けを自宅で楽しみたい方(少ないと思うけど)、必ずハマります。お試しを。
●マルヤス味噌 ホームページ
●Amazon 購入ページ
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B00B58SJLS/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o02_s00?ie=UTF8&psc=1