烏賊のメリーゴーランド
早くセーターが着たいです。なんならマフラーも巻きたい。
今年の夏は長すぎましたね。これを書いている今は10月27日で東京はまだ
最高気温20℃を超えている日々。晴れた日中はTシャツで過ごせます。
紅葉とか、木枯らしとか、楽しみたいですよ、まったくもう。
そんな待ち遠しい「秋」のお話を。秋といえば祭りのシーズンでもあります。
テレビのニュースを見ていたら「もうすぐ11月、今年も唐津くんちの季節です」と
やっていたので思い出しました。
そういえばコロナの前に行ったっけ。唐津くんち。
拙い説明で申し訳ないですが「唐津くんち」とは毎年11月の2、3、4日に開催される
唐津神社の秋の例大祭で、佐賀県最大のイベント。
「くんち」とは九州北部の言葉で秋祭りの意味で、収穫を感謝するお祭りです。
たぶん、けっこうな数の人がテレビで見覚えがあるのはコレかと。
ポケモンのコイキングみたいでラブリーです。
これは曳山(やま)と言い、町内ごとにカタチが決まっていて総計14台が唐津の町を回ります。
コイキングは「魚屋町」から出される五番曳山で、正しい名称は「鯛」。
こちらは「刀町」から出される一番曳山で、名称は「赤獅子」。
こっちは「材木町」から出される三番曳山で、名称は「亀と浦島太郎」。
写真は3日目のフィナーレで、わりと「うぇーい」って雰囲気ですが、1日目に行われる夜の曳山は行灯が
荘厳ですし(私は見てない)、2日目に旧城下町を巡る「曳き込み」が最大の見せ場で(私は見てないけど)
獅子舞の奉納が見事です。
ここからが今回のタイトル回収。
祭りを楽しんだ翌日、向かったのはクルマで30分ほど北に走った佐賀県の呼子(よぶこ)町。港町です。
有名なのがイカ。九州はどこも魚介が美味しいですが「呼子のイカは別格」と隣接県からも
たくさんの人がやってくるのだそうで、ウワサは聞いていました。
潮の流れが激しい玄界灘のイカは食感がコリコリとしてそりゃもう美味しいのだそうです。
午前10時の朝市。寝坊したので遅めの時間。でもなかなか風情のある朝市で
鮮魚をはじめ干物やら野菜やらが木箱やザルに入れられて並んでいます。
もちろん主役はイカ。
そしてこれを見た瞬間、いかにたくさんのイカが売れていくのか、わかりました。
わぁー。イカのメリーゴーランド♪
イカのみなさん「キャー♥」って、なんだかとっても楽しそう~(表情わかんねーけど)
ヘンな声出して笑っちゃいました。
お土産のイカは一夜干しが多いですからこうやって急いで干しているわけですね。
このイカ回転マシーン。けっこう回るの速いんですよ。だから写真がブレています。
一夜干しを買ったら、昼食は地元メシならではのイカ刺し、姿作りを。
どうですこの素晴らしい透明感。こりこりとしていて、とろっと甘くて、ウワサ通りの味でした。
すごいなぁ、最高じゃないかぁ〜玄界灘。
以上。今回は佐賀県、唐津くんちと呼子のイカのイカした(イカれた?)魅力についてご紹介しました。
来年の秋に休みが取れそうな方はぜひ佐賀へ飛んでくださいね。