パンかお菓子か?シュトーレンを求め彷徨うクリスマス
いよいよ本格的に年明けムードが始まり、クリスマスやお正月をどう過ごそうか迷っている方も多いと思う。
そんな中、私はといえばいまだ年越しのことなんてロクに考えられず、クリスマスまでに買おうかな?どうしようかな?と迷いまくっているものがある。
それが『シュトーレン』である。
いや、名前だけは知っていました。クリスマスを待ちながら食べるドイツのアレです。
正確には大学時代、第二外国語でドイツ語を履修した際、教授が年末に皆で分けるようにと買ってきてくれたのだが、失礼ながら欠片を食べただけで「甘いな」という印象しかなかったのだ。
ちなみにドイツ語を理解できたか?というと、結果は散々だった。
中国語は取り終えてしまったし、フランス語は魔境だと聞いていたので親の新婚旅行の想い出だけを聞き、憧れを持ってドイツ語を専攻したのだが…ヨーロッパでは暮らせないな、と思いました。ドイツ語にも色んな名詞があるんだね、っていう。
それはそれとして、シュトーレンである。
なぜ急に思い出したのかというと、先日法事で帰省した際に母が近所で評判のパン屋さんへ行ったとのことで、まさかの再会を果たした。
期間限定の栗シュトーレンだったが、今ごろになると王道のドライフルーツとナッツのものが出るらしい。
一口食べて驚愕した。お、美味しい……‼
外はサクサク、中は栗のほっこりとした感触と甘みが広がる。
もちろん過去に出逢ったものも贅沢な味わいではあったのだが、そのお店ならではの甘さ控えめな仕上がりが口に合ったのかもしれない。
あまりに感動的な再会だったため、今年は絶対クリスマスに買うぞ!とその時は意気込んだ。
が、ふと思ったわけです。「シュトーレンって、パン屋さんにあるのか」と。
てっきり洋菓子の括りだと思っていたので、非常に衝撃を受けた。
試しに調べてみると、以下のような感じらしい。
シュトーレンは、どちらかといえばパン?
- シュトーレンは、ドイツ発祥の「発酵菓子パン」
- 明確な分類はないが、製菓の教科書より製パンの教科書の方がよく掲載されているがゆえに上記のような結論に至っている模様
- 思った以上に様々な種類があり、作り方によってパンっぽくもお菓子っぽくもなる
スタンダードなシュトーレンに基づき、お店ごとにアレンジしたりしているのかと考えていたけれど、実はチーズを入れたりアーモンドパウダーを入れたり、マジパンを入れたり…と、その辺りは割と自由度が高いとのこと。
しいて言えばフレッシュチーズ入りはパンに近く、マジパン入りはお菓子に近い…といった感じか。
とはいえ、シュトーレン初心者としてはド定番からいきたいものだと思い、そうと決まればクリスマスマーケットだ!(多分あるに違いない、という浅はかさ)
……と、意気揚々と友人に声をかけて立ち寄ってみたんですがね。地元では本当に売ってなかったです。
これだから。つくづく自分の無計画さを呪う。
しかし久々のクリスマスマーケットは底抜けに楽しく、ねずみさんがよく齧っている風のチーズケーキを買った。ホットウイスキーは売り切れていた。これもまた人生。
ケーキは予想以上にあっさりと口どけの良い仕上がりで、意外と大人向けの味がした。ありがたい。
何はともあれ、コロナ禍ではなかなか立ち寄れなかったクリスマスマーケット。
活気あふれる会場で、ワインが飲めて、お土産もできて。
もしかしたら、聖夜まで大切に味わうシュトーレンは分不相応だったのでは……?と慰め(?)られつつ、じゃあどこで手に入れようか、と遠い目をしている今日である。