いもづる読書と音楽のすすめ
ひとりで仕事をするようになって「減ったな」と思う事のひとつが、新しいモノへの興味でした。
興味が無くなるというのではなく出会いが減るのですよね。それはもう極端に。
会社員時代は同僚とランチに出かけるだけで、コレ知ってる? とか、最近アレにハマってて、とか
新しい興味への道しるべを沢山もらうことができたのに。嗚呼。。
とはいえ食指を動かされない情報をガツガツと集めるのも、、なんか不自然だし。
そんなこんなの果てに最近楽しく実践できていること、2つ。
ひとつは読書、もうひとつは音楽の楽しみ方について少し書きます。
1『蔦屋書店式 いもづる読書』のすすめ
たしか代官山の蔦屋書店からはじまったと記憶しているのですが「陳列の方法」が独特です。
たいていの本屋は「本のサイズ」で陳列していますよね。文庫コーナー、新書コーナー、小説のハードカバーとか。
たぶんそれはお客さんが探している本を見つけやすいから。
蔦屋書店は探していた本が見つけやすいことよりも、意外な本との出会いをうながすことを優先した
陳列方式行っています。たとえば小説の隣にその内容やテーマと関連した学術新書も置くといった、
本のサイズやジャンルを横断した陳列です。
村上春樹の「羊をめぐる冒険」の隣に「羊毛産業の歴史」が置いてあるといった感じですね。
この“知識の小旅行”がなかなか楽しくて意外な本と出会うことができます。
自宅の近所に蔦屋書店が無くてもオーケー。今読んでいる本の中に出てきた(なるべく)
違うジャンルのテーマの本を次は選んでみる。この読書方法、わりとおすすめです。
2『スポティファイ いもづるBGM』のすすめ
音楽を流しながら仕事する人も多いと思います。いつも同じプレイリストではないですか?
そんなアナタに『Spotify(スポティファイ)』。回し者のサクラみたいな言い方だけど違います。
Spotifyは北欧発のストリーミングサービスで1億曲以上の音楽を聴くことができます。
Apple Musicみたいなサブスクリプションと何が違うの? というとまずは「無料」であること。
新譜のアルバムも旧作もぜんぶタダ。タダですよタダ。代わりに、流れる音楽の数曲に一度1分程度の
CMが流れたりします。ニュアンスとしてはナビゲーターの居ないFMラジオのような感覚でしょうか。
(注/CMの流れない有料プランもあります)
もうひとつ。これがもう本当に素晴らしいのですけれど、勝手に「自分用のおすすめプレイリスト」を
生成してくれること。画面はパソコン版のスクショで、真ん中にある「コジマカツヒコさんスペシャル」がそう。
以前聴いたアーティストを基軸に、知らない曲のプレイリストをどんどん作って聴かせてくれます。
Spotifyよりホーム画面 Ⓒ2024 Spotify AB
また、アーティストの中には自ら「おすすめのプレイリスト」を作ってくれる人がいるので、
「好きなアーティストが聴いている曲」と、いもづる式に出会うことができます。
最近よく聴くアーティスト「竹内アンナ」さんセレクトによる公開プレイリスト「旅と記憶と音楽」Ⓒ2024 Spotify AB
聴き手(私)→好きなアーティスト→そのまた好きなアーティスト。同じセンスで繋がっているから
心地よくないワケがない。“当たり曲”との出会い率がばつぐんに高い素敵なシステムです。
以上、読書と音楽をマンネリから脱却させる2つのヒントでした。楽しいですよ。
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