数年ぶりの『& SAKE FUKUOKA』が更にパワーアップしていたお話

福岡
ライター
kosaka
香坂

9月も終わりに差し掛かった某日、数年ぶりに福岡国際センターで開催された『& SAKE FUKUOKA(アンドサケ フクオカ)』へ参戦してきた。

 

コロナ禍以降はお酒の試飲イベントもほぼ中止となっていたため、毎年のように足を運んでいたバルウォークやオクトーバーフェストなども恋しく思わないよう気がけていたのだが、昨年から少しずつ周りでも「行こうよ」と誘う声が戻ってきたのが嬉しい。

 

屋台のようなワクワク仕様が魅力

 

当イベントは福岡県内の酒蔵と人気飲食店が国際センターの会場内にずらりと並び、中でのみ使用できる「コイン」を交換することでお酒や食べ物を手に入れられる仕様となっている。

 

コインは入場料1枚につき16枚付いてくるが、足りなければ換金所で1000円単位の追加も可能だ。

 

というかお酒もほぼ2枚以上のコインが必要な上、おつまみは5枚以上求められるものも珍しくないので、こんなイベントに参加するような人々にはおそらく、いや絶対に足りないであろう。

よって資金は余裕をもって用意していくことをおすすめしたい。

(もしくはサクッと楽しんで周辺の居酒屋等で二次会、という手段もありますね)

 

ちなみに私の場合、数年前に参加した際には友人2人と席を確保するために11時ごろ集合した記憶がある。

 

そして15時くらいまで楽しみ、そろそろ帰ろうかと会場外で行われていたアルコールチェックを受けたら3人とも“ほろ酔い”判定だったため、調子に乗って夜中まで飲んだ。

何であんなことができたんだろうか。(と、当時の同行者も同じことを言う)

 

とはいえもう若かりし強靭な肝臓は戻ってこないし、でもトレー等を運ぶ以上は荷物置き場も欲しいし…と悩んでいたところ、今は「指定席券」が買えるという情報をキャッチした。

(以下、次回開催時の参考としてご覧ください)

 

【& SAKE FUKUOKA 2024チケット情報】

・前売券 3,300円(専用グラス+飲食コイン16&)

・当日券 3,800円(専用グラス+飲食コイン16&)

・2階指定席券 6,000円 1テーブル(制限時間:2時間30分。定員6名)

※これは席代をプラスすると、指定した時間に行きさえすれば2時間半居場所が確約されるチケットだ!(コインは増えない。世知辛い)

・VIP席 150,000円 1部屋(制限時間:2時間30分。定員10名)

※豪華な個室に10名分のグラスやコイン、プリセットのお酒、飲食代行サービスなどが付いてくる。大人数、かつお子さん等がいてその場から動きにくい方に適していそうである。いやそうは言ってもハードル高くないか?と思ったが早々に完売していた!セレブが多い!

 

そんなこんなで、すかさず友人が指定席券を予約してくれたお陰で、当日は快適に過ごすことができた。

 

蔵元ブースだけでなく、飲食ブースも必見

 

重厚な薄暗闇の中、“AKANE(茜)”や“CHIGUSA(千草)”、SHIKON(紫紺)“、KUCHINASI(梔子)”と色別にそれぞれの酒造の屋号が書き記された円形のブースが存在感を主張する様は、どこかデジタルアートのような雰囲気も醸し出している。

 

焼酎ブースも別途設けられており、和酒を愛する身としては有難い。

 

ブースに立つスタッフさんは基本的に蔵元の方々なので、興味のあるお酒が色々あって迷う場合は、特徴を尋ねると親切に答えてくれる。

 

こういうイベントだと「おつまみは程々に、とにかくお酒を飲みまくるぞ!」という方も多いと想像するが(無論人のことは言えない)飲食ブースもぜひしっかりチェックしてみて欲しい。

 

なぜかといえば、普段気になってもなかなか予約のハードルが高そうな高級店や地元の名店などが、この機会にリーズナブルな価格で出店している可能性が高いからだ。

 

つまり「このお店聞いたことある!けどいつも予約がいっぱいなんだよね…」みたいなお店の味を気軽に試せるというわけ。

ただし人気店は早い時間に品切れとなってしまうため、飲食ブース目当ての方はできればお昼時には会場に着くことを勧めたい。

今年は特にお寿司屋さんが盛況のようでした。

 

どの酒造もボトル購入には対応していないものの、いずれも地元のお酒という安心感がある

パンフレットを持ち帰り、いつか旅行がてら直接酒造に行ってみたいなあ…と想いを馳せるのもまた一興なのではないだろうか。

 

■イベント情報※2024年のイベントは既に終了しております。
URL:https://andsake-fukuoka.com/

プロフィール
ライター
香坂
オリジナル会葬礼状のライター業を経て、現在はWEB系のフリーライターとして活動中。漢字とひらがなのバランスに悩むのが好き。仕事におけるモットーは「わかりやすく、きれいに」。趣味はお酒・アイドル・展覧会鑑賞・化粧品。創作は何を書いても不穏な雰囲気になるのが強み、かもしれない。

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