ちょっとマニアックな博物館めぐり12:深井醤油 展示資料館
2024年のスーパーいわちゃんねる!クリ目版(要するに岩崎担当のクリエイターズステーション投稿)は、「ちょっとマニアックな博物館めぐり」をテーマにお届けします。
12月は「深井醤油 展示資料館」です。
出会いは突然でした。
今年の夏、ベルーナドームのイベントで深井醤油さんが出店していて、そこで「こんぶだし醤油」を購入させてもらいました。どちらかといえば味噌文化の地域で育った自分にとって、出汁が入っていて香り高く、さっぱりとした味わいのおいしい醤油は人生で初めてでした。
「あのお醤油をもう一度……ついでにあの日買えなかったほかの商品もほしい……」と思い、先日埼玉県所沢市の深井醤油本店にお邪魔してきました。
今回ご紹介する「深井醤油 展示資料館」は、その本店の道路を挟んで向かい側にあります。
中には安政3年(1856)年の創業当初から使用されていたものが飾られています。旧所沢銀行から譲り受けた大きな金庫や前掛けのほかにも、壺や食器、帳票など、貴重な資料が並んでいました。
小さな展示スペースですが、深井醤油さんの歴史がギュッと詰まっています。展示スペースはガラスで区切られていてその中に入ることは叶いませんが、むしろそれが空気まで当時のまま閉じ込められているようで、「今日まで大切に守られてきている貴重な歴史を拝見させていただいている」という感じがします。深井醤油さんの醤油づくりや企業としての姿勢と心意気が伺える、そんな施設でした。
展示資料館を見学した後、帰宅してから買ったお醤油を使って炊き込みご飯を作りました。歴史を知ってから味わうと、以前と比べて一味違う気がしました。そういえば「たまり漬」をまだいただいてないし。テレビで紹介された、ウワサの焼き肉のたれもあったなぁ……。
知れば知るほど気になってしまうのが人の性(さが)。また行こうっと!!
●開館時間
9:00~18:00
●所在地
埼玉県所沢市有楽町7-5
●アクセス
西武池袋線所沢駅下車 徒歩15分
●入館料
無料
(2024年12月11日時点、店舗情報や商品注文などはホームページhttps://yamaho-fukai.com/から)
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