金沢で「永井GO展」 絶望と希望の力、まさかのご本人来場!
石川県出身の有名人といえば、元メジャーリーガーの松井秀喜さん、東京オリンピック大会組織委員長も務める政治家の森喜朗さん、最近では女優の浜辺美波ちゃんですかね。
しかし!わたし的には漫画家・永井豪さんが同じ石川県生まれであることが誇りです!(力量)
というわけで、「石川県立歴史博物館」の夏期特別展「永井GO展」へ行ってきました。
同展は永井豪先生の「画業50年“突破”記念」として、2018年夏の大阪展、今回の石川展と、9月14日から始まる東京展の3会場で開催されます。
実際、わたしは世代的にデビルマンもマジンガーZもリアルタイムではないのですが、子どもの頃から手塚治先生や石ノ森章太郎先生などクラシックな漫画も好きだったので、永井豪先生の作品も多く読みました。
中でもデビルマンは子ども心に、トラウマに近いくらいの激しい衝撃を受けました。
恐ろしく残酷な怪人や美しくセクシーな悪魔たち、狂いそうな絶望から湧き上がる希望に、何が正義なのか、信じられるものはなんなのか、延々と考え抜いてしまうような、すごい、いや凄い漫画です。
展示は基本的に撮影NGで、撮影スポットは限られています。
永井豪先生の作業場の再現コーナーや、ミュージアムショップの前の腰かけデビルマンは撮影可能でした。
内容は原画が主で、永井豪先生特有のド迫力なタッチや手描きの線がしっかりと見て取れる展示にただただ感動しつつ、たっぷりと堪能できました。
展示室は2つにわかれているのですが、第1展示室をでると、第2展示室の入り口がガヤガヤざわざわ。
なんだろう、取材かな?と遠巻きに見ていると、係の方が来られて「どうぞ、せっかくですから近くでご覧ください」とおっしゃるので聞くと、「永井豪先生が今、壁に絵を描いてくださっています!」
え!ちょっと走りましたね!美術館なのに、すみません!
永井豪先生が絵を描かれるところを、まさか生で見られるなんて思ってもいませんでした。
残念ながら撮影はできませんでしたが、目にしっかりと焼き付け、完成後、その場にいた方全員で拍手を送り、優しそうな笑顔で先生は帰っていかれました。
現在、金沢展は終了しているので永井先生が会場で描かれた絵はきっともう見られませんが、9月から始まる東京展でも、運が良ければ先生のお姿を見られるかも?!しれませんね。
そうそう、石川県出身の作家さんでいえば、こびとづかんのなばたとしたか先生もいます。
県内には「こびとづかんのまち」があり…( *´艸`)それはまた、別の機会に…