2019.12.01
金沢に移転する国立工芸館の外観がお目見え!
金沢
ライター
いんぎらぁと 手仕事のまちから
しお氏
2020年の夏に東京の国立近代美術館工芸館が、金沢に移転する!
そのニュースが流れた時は驚きました。
金沢はもちろん伝統工芸が盛んな街ですが、東京から逆サイドの日本海側に国立の美術館が移転してくるなんて!
私も知らなかったのですが、石川県は日本伝統工芸展の入選者数が17年連続1位!
人間国宝数も全国1位!なんですって。さすが手仕事の街。
工芸に特化した近代美術館工芸館が石川県にできるのも、納得です。
国立工芸館の建設工事は昨年あたりから始まっていますが、ずっと工事用のパーティションで覆われており、中の様子はわかりませんでした。
建築工事が行われているのは、兼六園の道向かいにある石川県立美術館のお隣。
石川県立歴史博物館との間です。
「あっ!」
パーティションが撤去されて、外観がほぼ出来ている!!
左の建物「第九師団司令部庁舎」と右の建物「金沢偕行社」は、石川県立能楽堂の敷地内に建てられていたものを一度解体し、最新の技術で移築して活用しています。
明治建築の歴史ある建物を当時の外壁の色や天井の装飾なども忠実に再現するそうで、建物自体もまた美術品のひとつですよね。これから先の未来も、長く使っていくなんて素敵です。
現在の東京国立近代美術館工芸館の建物も、1910年築の旧近衛師団司令部庁舎を金沢出身の建築家・谷口吉郎さんが改修したものだそう。こちらも重要文化財に指定されているそうなので、再利用されるのですかね。
順調に工事が進んでいる様子の国立工芸館、オープンがとっても楽しみです♪
プロフィール
ライター
しお氏
ブランニュー古都。
ふるくてあたらしいが混在する金沢に生まれ育ち、最近ますますこの街が好きです。
タウン情報サイトの記者などをしながら見つけたもの、感じたことをレポートします。